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軽井沢は、国内で初めて製造された100%のモルトウイスキーです。蒸留所は長野県北佐久郡御代田町に存在し、全体が蔦で覆われています。この蔦がウイスキーの温度や湿度を一定に保つため、国内初の製造が実現できたようです。
また、スコットランドの「ゴールデン・プロミス」と呼ばれる麦芽を使い、シェリー樽で熟成を行なっています。水は蒸留所からも近い場所にある、浅間山系のものを使用。原料へのこだわりはもちろん、丁寧な蒸留が必要なことから、販売当時の価格は1万5000円という高価なものでした。このウイスキーは世界でも評価が高く、数々の賞を獲得しています。
中でも「軽井沢1960年」は約52年もの熟成期間を経て完成し、国内で最も価値のあるウイスキーとして有名です。軽井沢は蒸留所の閉鎖に伴い、販売も終了しています。そのようなことから、軽井沢シリーズの入手は困難なものとなりました。軽井沢は高値で取引されることが多く、世界中のコレクターが注目するウイスキーなのです。
軽井沢製造のきっかけは、1952年まで遡ります。当時、製造会社は塩尻でウイスキーを作っていました。こだわりのウイスキーを作るため、ワインを生産していた軽井沢農場に蒸留所を建設します。この場所に建設した理由は、軽井沢農場がウイスキーの製造に適した環境だったからです。1955年に蒸留所が完成すると、翌年から生産を開始。本格的なウイスキー作りが始まりました。
1958年には法律で大麦の輸入規制が緩和され、スコットランドの麦芽を使用するようになります。麦芽をスコットランドから輸入することで、より品質の高いウイスキーが完成しました。以降、年に15万リットル程度の製造を行っていたようです。しかし、2000年になると軽井沢の製造が終了し、2012年には蒸留所も閉鎖。閉鎖に併せて、軽井沢の販売も終了してしまいます。販売終了後、入手できなくなったことで、軽井沢の価値はグッと上昇しました。2013年には300%以上の高騰があったとも言われています。
軽井沢を高く売るためには、ボトルの付属品などを事前にチェックしておくことが大切でしょう。付属品が無い場合は、買取価格が下がる可能性もあるからです。例えば、軽井沢1960は木製の箱に入っています。木箱の蓋は実際の樽材を使用していることから、ウイスキーだけでなく箱の希少性も高いのです。このような箱が存在している場合は、高額買取が期待できるかもしれません。
また、ウイスキーボトルは汚れやキズがあると価格が下がりやすいため、注意が必要になります。売る前はキズにならないように、保管場所に気を付けるなどの対策がおすすめです。買取価格は在庫状況によって大きく変動することがあります。在庫状況が分からない時は「売りたい」と感じている店舗に、電話で確認してみると良いです。