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明治時代から日本人にも愛されてきたスコットランドのブレンデッドウィスキーがオールドパーです。
スペイサイド地方で造られるシングルモルトウイスキーのクラガンモアをメインに、数十種類のモルトウイスキーとグレーンウィスキーがブレンドされ、豊かな香りで親しみやすい味わいのウイスキーです。
ボトルデザインも特徴的で、1871年の創業当時から変わらない、四角く円みをおびたボトルの形状をしています。また、当時の陶器ボトルをイメージして、表面にクラックパターンと呼ばれるヒビ割れの模様があしらわれています。斜めに自立するユニークなボトルとしても有名です。
南西スコットランドのエアシャーという地域出身のジェームズとサミュエルのグリーンリース兄弟が、1871年にグリーンリーズ・ブラザーズ社を設立します。そこで生まれたウイスキーがオールドパーです。
オールドパーのネーミングは、英国史上最長寿の152歳(1483~1635年)まで生きたといわれている伝説の人物「トーマス・パー」の名前から考案されました。ボトルにも「10代の治世を生きたトーマス・パーのように、時代がどんなに変わろうとも変わらぬ品質を約束する」と書かれています。
日本との因縁も古く、1873年にはイギリスのウイスキーとして紹介されています。岩倉具視の欧米視察団が1871年にイギリスから日本に持ち帰ってきたとも言われています。それ以降、日本の上流人士や政治家などに愛好され、吉田茂や田中角栄が好んで飲んでいたことも有名です。
オールドパーは昔から日本人に親しまれてきたウイスキーなので、自宅の倉庫や床下などに長い間保管されていたものが見つかったというケースもあるでしょう。古いウイスキーは希少価値も高いため、流通していた年代によっては高額買取も期待できます。売却を希望する場合は、在庫状況によって買取価格は変わってきますので、あらかじめ電話で問い合わせることをおすすめします。
長期保管されていたウイスキーはボトルに傷や汚れがある場合があります。汚れを拭き取るなどして、できるだけきれいな状態で査定してもらうのが高く売るコツです。また、箱や化粧箱など付属品の有無も査定に影響します。新品に近いほうが好まれますので確認しておきましょう。
ウイスキーの品質の状態によっても査定基準が変わります。品質の劣化は、液面低下の度合いや変色の具合などが判断材料になりますので、確認しておくことも必要です。