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ラフロイグやラガヴーリン、アードベッグなど数々の蒸留所で知られるアイラ島は、スコットランドの西南に浮かぶ島。ウイスキー好きにとってあこがれの地となっています。そんなアイラモルトは「ポートエレン」という港から世界中に出荷されていくのですが、「ポートエレン(PORT ELLEN)」と名づけられた蒸留所がかつてはありました。
ポートエレンは経営環境の変化により現在は操業を止めているため、新しくウイスキーが造られることはありません。一方で人気となっているのが、かつて製造されていた原酒。複数の会社が所有しており、ボトリングしてリリースされる度に大きな話題となっています。
現在、ポートエレンの原酒の多くを所有しているのは、LVMHグループの「モエヘネシーディアジオ(MHD)」社。2018年に発売された「ポートエレン37年」は、定価は実に46万円!にも関わらず、あっという間に完売したのは原酒の持っているプレミア性からでしょう。気になる味はピーティでスモーキー、実にアイラモルトらしいものだとか。ウイスキー好きなら気にせずにはいられない存在が、ポートエレンなのです。
1824年に設立され立地から「ポートエレン」と名付けられた蒸留所は、1836年にジョン・ラムゼイの手へと渡りました。彼はアイラ島のウイスキーの発展に尽力した人物、ポートエレン港からアイラモルトが出荷されるようになったのは、彼の功績だといいます。ところが、ラムゼイ一族がポートエレンを手放すことになったのは1920年、1930年にポートエレン蒸溜所は閉鎖されてしまいます。
そんなポートエレンが生産を再開したのは1967年なのですが、その後、ウイスキーの世界的な不人気で1983年に再閉鎖され、現在に至っています。しかし、残された原酒が高い人気となっているのは、すでにお話したとおり。シグナトリー社やダグラス・マックギボン社、MHD社などが、ポートエレンの名前でボトルをリリースする度に、ウイスキー好の間で大きな話題となるのです。これに気を良くしたMHDが、2020年にポートエレンに生産を再開させるとか。新しく生み出されるポートエレンは、どんな味わいになるのでしょうか。
ポートエレンのような現在は生産を停止している蒸溜所は、新しく原酒が生産されることがないというプレミア性から、高い人気となる傾向にあるのです。そして、それらのボトルには2つのタイプがあります。1つはMHDがリリースした「ポートエレン37年」のような、元々高価なタイプ、もう1つは蒸溜所が稼働していた昔にボトリングされ、そのまま貯蔵されていたタイプです。
そして、意外なところから発見されるケースがあるのが後者。いつか飲もうとしまっておいて、忘れてしまっていたボトルたちの中にポートエレンが紛れているケースもあるのです。加えて、閉鎖された蒸溜所で人気となっている銘柄はポートエレンだけではありません。日本なら代表的なものが「軽井沢蒸留所」、他にも色々とあるのです。
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