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ボウモアとは、スコットランドに所属するアイラ島にある村の名前です。ボウモアにはウイスキーの蒸留所であるボウモア蒸留所があり、そこで作られるウイスキーを「ボウモアウイスキー」と呼んでいます。
古くから作られているボウモアウイスキー。何故人気があるかといえば、その製法に秘密があります。まずウィスキーの原料となる麦芽を伝統的な手法を守りながら作り続けています。この手法をフロアモルティングと呼んでいますが、発芽室のなかに大量の水を含んだ大麦が広げられ、職人が木製のスコップをひっくり返しながら専門の麦芽を作っています。
そして麦芽を乾燥させる時も泥炭を使うことで、スモーキーな薫香がつくように仕上げています。麦芽から作られた麦汁を、伝統的な木桶の発酵槽へ送り発酵させてもろみを作ります。もろみを丁寧に蒸留し、樽に詰められ海辺の貯蔵庫で長い時間貯蔵されます。このように手間と時間がかけられたものは、適度なスモーキーと潮の香りがする高級品ウィスキーなのです。
●ボウモア 18年
ボウモア 18年の原酒はスモーキーで潮の香りとなります。気品ある味わいにも関わらず力強い香りが「アイラモルトの女王」と称される所以です。
ボウモア蒸留所の第一貯蔵庫は波打ち際の岩盤を削ったところに造られた建物で、海に面しています。貯蔵庫の床は海面下にあるということですが、この湿潤な環境が理想的な樽熟成を促し、益々潮の香りを蓄えることとなります。
●ボウモア レジェンド
現在のボウモア蒸留所のラインナップにはなく、廃番になっています。味はアイラ独特のヨードのような強い香りが感じられます。
これはピートという泥炭によるものと言われており、アイラの大きな特徴です。アルコールを強く感じる辛口の刺激があり、これもアイラ特有の薬品のような味わいの中にライムやオレンジの柑橘系が香りが混じっています。色はやや薄い琥珀色をしておりウイスキーの中では薄めです。
ボウモア レジェンドは熟成年数を明記しないバージョンですが、一般的にはおそらく8年ものではないかと言われています。現在は12年もの以上が主流なのでやや若いウイスキーです。
ボウモアの歴史は古く、スコットランドのアイラ島で1779年に操業が開始されました。その頃の日本はまだ江戸時代中期であり、寛政の改革が起きる前のことです。地元の商人が創業し、アイラ島最古の蒸留所とも言われています。ただし、この蒸留所は経営が悪化するたびにオーナーが変わり続けたという歴史があります。
ところが創業から200年以上経過した1989年、日本の酒造メーカーであるサントリーが資本算入を開始しました。資本算入当初は経営が良くなく、蒸留はあまり行っていなかったのです。しかし、サントリーは経営の立て直し策を懸命に行ってきました。資本算入から5年後の1994年には、完全子会社化することに成功しました。これ以降、ボウモアウイスキーはサントリーのウィスキーとして認知されるようになったのです。
このようにボウモア自体は非常に長い歴史があるウィスキーですが、日本人に広く認知されるようになったのは、日本の企業が参入するようになってからです。
「アイラ・モルトの女王」と称される銘酒ボウモアウイスキー。気品あるフレーバーが特徴的なこのウィスキーは、高値で買取ってもらうことができる商品です。
少しでもボウモアウイスキーを高く買取ってもらうためには、専門の買取業者に査定してもらうことをおすすめします。何故ならウイスキーなどの酒類の鑑定には専門的な知識が必要であり、鑑定眼のある人がいる専門業者に見てもらうと思わぬ価値がつくことがあるからです。
また、売るタイミングも重要です。お酒は古い方が価値があると思いがちですが、ボトル詰めしてから日時が経過していない商品の方が高く売れることがあります。何故ならウィスキーは熟成期間が長いほど価値がありますが、ボトル詰めした後は熟成されることはないからです。つまり、ボトル詰めした後にいくら寝かせても価値が上がらないのです。