ハイランドパークのお酒買取

「北の巨人」と言われ、人気のあるスコッチウイスキーの一つがハイランドパークです。

製造されている蒸留所は、スコットランド本土の北の大小70からなるオークニー諸島の中心の島メインランドにあります。蒸留所は北緯59度に位置しており、世界最北にあるウイスキー蒸留所としても有名でしたが、さらに北に新たな蒸留所が建設されたため世界最北ではなくなりました。

ハイランドパークはフロアモルティングを行っている数少ない蒸留所の一つでもあります。原料のモルト（大麦麦芽）の一部を自家製麦で賄っているのです。そこで使用されるピートは寒冷地であるオークニー諸島特有のピートで、他とは違った甘さを含んだスモーキーフレーバーをハイランドパークに与えています。

世界的にも有名なウイスキー評論家の故マイケル・ジャクソンからも「全モルトウイスキーの中で、もっともオールラウンダーで秀逸な食後酒」と高く評価されたウイスキーです。

ハイランドパーク蒸留所は1795年に建てられた長い歴史のある蒸留所です。その場所はかつて伝説の密造者マグナス・ユウンソンの密造所があった場所でもあります。

19世紀後半には、ハイランドパークの名声は広くに知られており、1883年にはデンマーク王やロシア皇帝などがゲストとして迎えられたユニオン・カッスル汽船主催の豪華船上パーティーで「最上のモルトウイスキー」と賛辞を贈られるほどでした。

オークニー諸島はかつてヴァイキングによって支配されていた地であり、ハイランドパークのいくつかの商品にもヴァイキング文化に関わるネーミングが付けられています。とくにヴァイキングを思わせるような豪華なボトルデザインのシリーズ商品で、高額で販売されているアイテムもあります。

また、ハイランドパークのボトルデザインはリリースされた時期によって大幅な変化があります。基本的に古いウイスキーのほうが希少価値が付くため、年代によって違ってくるボトルデザインは市場価値の目安にもなります。

ウイスキーはその時の市場価値によって買取価格は変わるので、まず現時点の市場価値を知ることが大切です。

ハイランドパークは人気のあるシングルモルトウイスキーなので、リリースされてから時間が経っているオールドボトルや、長期熟成や古いヴィンテージのボトルは高価買取が期待できます。商品の在庫状況によっても買取価格は変わるため、あらかじめ電話で問い合わせることをおすすめします。

できるだけ新品に近い状態であることも高価買取には必要です。品質の状態は液面低下の度合いや変色などの劣化状況によって判断されます。箱や化粧箱など付属品の有無や、ボトルの傷や汚れなども買取価格に影響します。査定前にボトルの汚れなどを拭き取り、できるだけ綺麗な状態にしておくことが大切です。