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スコットランド北部、ハイランド地方には30ほどの蒸留所が稼動していますが、それらを代表する存在が「ダルモア(DALMORE)」。ハイランドの中でも特に北、海辺に立地する蒸留所です。味わいの特徴はフルーティーさと後味の軽やかさ。往年のハイランドのモルトウイスキーを思い起こさせると、多くのウイスキーファンが賞賛を送っています。
ダルモアにハイランド・モルトウイスキーの伝統を感じさせる理由は、蒸留所の個性的なポットスチルにあるのかもしれません。最も古いものは1874年製で今も現役だったり、T型と呼ばれる独特の形状をしていたりで、他の蒸留所では見ることができないものばかり。ダルモアがハイランドの中でも際立つ存在である理由です。
現在、ダルモアのラインナップは「25年」を頂点として「12年」や「15年」「18年」など多数。葉巻との相性を考慮して造られた「シガー・モルト・リザーブ」や、蒸留所と縁深い王の名前を冠した「キング・アレキサンダー(アレグザンダー)3世」など、ユニークなものも含まれています。
ダルモア蒸留所の創業は1839年、1891年には蒸留所の運営者だったマッケンジー兄弟の手に渡り、しばらくはマッケンジー一族がオーナーを務めていました。ダルモアのトレードマークは現在も牡鹿ですが、これはマッケンジー家の紋章によるもの。牡鹿に襲われていた、13世紀のスコットランド王・アレグザンダー3世を、マッケンジー一族の先祖が救った功績により賜ったのです。
しかし他の蒸留所と同様、ダルモアの歴史も順風満帆という訳ではありません。1960年には原酒を納めていた、ブレンデッドウイスキーメーカー「ホワイト&マッカイ」の傘下になるなどオーナーは転々、現在はフィリピンの酒造メーカー「エンペラドール」の傘下となっています。ちなみにこのエンペラドール、日本では馴染みは薄いものの、世界40カ国で販売されている巨大ブランデーメーカー。ダルモアの伝統を今に継ぐ経営をおこなっています。
現在高値で取引されているダルモアには、大きく分けて2種類あります。一つ目は25年など、元々高価で販売されていたもの。特に終売になった銘柄は、一層の高値がつく傾向があるのです。そして、もう一つは昔に製造されえたボトル。近年はシングルモルトの人気が高いこともあり、ダルモアの名前もよく知られるようになりましたが、昔は地元を中心に楽しまれていた銘柄、日本にはほとんど入ってきていなかったのです。そんなころのオールドボトルは実に貴重ですから、高値で買取ることが可能となっています。
しかし、ダルモアのオールドボトルを見抜くことができる買取ショップは、実際はそれほど多くはありません。見過ごされ、単なる古いウイスキーとして買取られてしまうと、非常に残念な価格になってしまうでしょう。
ダルモアを高く売るコツは、シングルモルトなどお酒に対する専門知識を持ったスタッフがいるショップを頼ることです。当店はお酒買取の専任スタッフが常駐、秘蔵されていたダルモアも正当に評価することができます。あわせて古い洋酒の大量買取も大歓迎、出張買取もおこなっておりますので、お気軽にお問合せください。