お問い合わせはこちら
営業時間
【平日】10時~19時【土日祝】10時~19時
スコットランドの南西部、半島のほぼ先端のキャンベルタウン地域は、かつて30以上の蒸溜所が立地するウイスキー生産の中心地でした。しかし、現在も生産を続けている蒸溜所は3つのみ。「スプリングバンク(Springbank)」は、その一つとなります。スプリングバンクが生き残ることができたのは、他では代わりができないほどの個性をたたえていたからなのですが、それは蒸溜所ならではの製法に理由があります。たとえば手間のかかるフロアモルティングから蒸留はもちろん、ボトリングまで、可能な限りの内製化がおこなわれているのです。スプリングバンクは、石炭の直火でポットスチルを炊く数少ない蒸溜所の一つでもあります。
スプリングバンク蒸留所で造られている銘柄は、スプリングバンク以外に2つ。ピートを炊き込むことでスモーキーさを加えた「ロングロウ(Longrow)」、ピートを廃することで他の香りを引き立たせた「ヘーゼルバーン(Hazelburn)」、以上3つの銘柄を並行して生産しているのもスプリングバンク蒸溜所ならではです。どれも他に代えることができない魅力を持っていますから、名声は高まるばかりとなっています。
他の多くの蒸溜所と同じく、密造酒の製造から始まったとされるスプリングバンクが記録に登場するのは1828年のこと。1837年には現在も経営をおこなう一族、ミッチェル家のものとなり、2度の閉鎖を経て現在に至っています。その間スプリングバンクは、単に伝統的な手法を守り続けてきただけではありません。それは試行錯誤の歴史、新銘柄のロングロウが登場したのは1985年、ヘーゼルバーンは1997年なのですが、これらの試みもスプリングバンクが生き残りをかけてのことでしょう。
そして数々の試行錯誤が、現在のスプリングバンクを成り立たせています。だからこそ、75万リットルという規模の小ささにも関わらず、蒸溜所の名前は世界中に響いているのです。
スプリングバンクの高価買取を狙うならば、最も注意すべきは持ち込むショップです。なぜなら、昔に造られたのボトルは特に高い価値があるにも関わらず、非常に地味な外見をしているから。高価なものだというオーラが皆無なのです。それだけに、スプリングバンクに査定慣れしていない買取ショップは見落としてしまいがち。これでは高く売れるどころか、大いに損をしてしまいます。
その点、当店はスプリングバンクはもちろん、数々のオールドボトルの買取に実績がありますから安心しておまかせください。貴重なボトルは、それにふさわしい査定でお応えしています。また、シングルモルトのコレクターの方やバーを営んでいらっしゃった方のご利用も大歓迎。あまりに大量にあるようでしたら、出張買取で対応いたしますので、一度お気軽にご相談ください。