カミュのお酒買取

カミュとは、フランスのコニャック地方で作られるブランデー「コニャック」の製造販売を行う企業で、その企業が作るコニャックのブランド名です。創業者のジャン・バティスト・カミュの名前をとってカミュを名乗っています。
カミュをはじめとするコニャックは、厳しい条件を満たしたブランデーしか名乗ることを許されない高級ブランデーとして知られます。その中でもカミュは、コニャックの最大シェアを誇るヘネシー、古い歴史を持つマーテルらと並んで、5大コニャックブランドの一つと言われています。代表銘柄の「ナポレオン」は日本でも有名なコニャックです。

●カミュ VSOPエレガンス
カミュの定番のブランデーであり、厳選されたオーク樽で熟成させたフルーティーなブランデーです。軽やかな飲みやすさを持ちながらも、上品で優雅な香りを持つ上質なコニャックです。
●カミュボルドリーXO
生産量が非常に少ない希少なブランデーで、オーク樽による長期熟成を経て出荷されるのも特徴であり、まろやかで豊かな香りが特徴です。
●カミュ ブックシリーズ
名画等が表紙に描かれた、まるで本のようなデザインのボトルが特徴的なブックシリーズで、海外のお土産として購入してご自宅に保管されている方も多いです。
その価値は作られた年代・絵柄によって変わり、まさにコレクターズアイテムです。
カミュのブックシリーズ
・紳士と淑女・天使の戯れ
・ナポレオン編
・ゴッホ　「ヒマワリ」
・ルノアール　「アフター・ザ・バス」
・ゴーギャン　「タヒチの女たち」
・モネ　「ウーマン・イン・ザ・ガーデン」
・コロンブス　アメリカ大陸発見500周年記念
・アメリカ　自由の女神
●カミュ オルダージュ
カミュ オルダージュは美しいベージュのラベルが人気であり、ゆっくりと軽いチーズ香を伴った果実香が立ち上がる香り、シロップ漬けにされたオレンジオの皮の香りが特徴のブランデーです。甘く果実味のある味わいに、舌の上を転がすことで、ピーチ感とナッツの味わいが現れます。
●カミュ トラディション バカラ
カミュトラディションはぶどうから作られた蒸留酒で、豊かな香りと、味や香りの柔らかさが非常に飲みやすく、日本人の口にもよく合うブランデーとも言われます。
厳選された古酒をブレンドして造っているため高価格販売になっており、普通の酒屋さんでは中々お目にかかれない商品になっております。
また、18世紀フランスのデキャンタを復活させたハンドメイド・カットのバカラ・クリスタル・デキャンタに入っております。

カミュは1863年にジャン・バティスト・カミュによって創立されました。ジャン・バティスト・カミュは元々ブドウ栽培とブドウ醸造業を営んでいて、コニャックの製造も始めます。コニャックの製造には共同事業体が必要と考え「カミュ・ラ・グランド・マルク」という企業を設立するのです。
その後ジャンの息子のエドモンとガストンに経営を譲り、カミュは成長を続けます。エドモンはこれまで樽で販売されていたコニャックを、世界で初めてボトルでの販売をはじめ、人気に火をつけることに成功します。
そしてその後もカミュ一族によって、経営され規模を拡大していきます。1896年にロシアでの販売を開始、海外進出を果たします。さらに1960年台にはアメリカ進出にも成功し、世界的なコニャックブランドとなります。
現在は5代目のシリル・カミュが代表を務め、さらなる経営の拡大を図っています。

カミュをはじめとするブランデーは、アルコール度数が高いため長期保存に優れるので、寝かせておいて価値が高まることもあります。しかし一般的な設備では、良い状態での長期保存は難しく、保存状態が悪いと価値が下がってしまうこともあります。保存環境に自信のない人は早めに売却する方が無難です。
特に保存によってラベルやキャップの劣化、内容量の目減りが見られると査定に大きな影響を与えてしまいます。少なくともラベルやキャップには汚れなどを付けないように綺麗な状態での保存が望まれます。
また箱などの付属品も買取査定に大きな影響を与えます。付属品も一緒に保管しておくのはもちろん、綺麗な状態で保管しておくと良いでしょう。
良い保存状態で長年熟成されたコニャックの古酒は、驚くほどの高価格で買取をしているものもあります。しかしこれから価値がどの様に推移していくのかは、わからないので売却を考えている人は早めの売却をおすすめします。