焼酎より日本酒が太りやすいってホント?

お酒は好きだけれど、カロリーが気になる……という人は多いのではないでしょうか。特に、焼酎や日本酒はカロリーが高いと聞くので不安……と思う人は多いもの。
ここでは、焼酎と日本酒に注目して、「どちらが太りやすいか」を考えていきます。

カロリーは、日本酒よりも焼酎の方が高い

ダイエットの基本となるのは、「カロリーコントロール」です。単純な話ですが、摂取カロリーよりも消費カロリーの方が多ければ、人はやせます。
日本酒のカロリーは100グラムあたり103キロカロリー~109カロリー程度です。ちなみに、純米吟醸酒や純米酒は低く、上撰や本醸造酒は高くなる傾向にあります。
対して、焼酎の場合は乙類(単式蒸留器を用いるもの。独特の風合いがある)は146キロカロリー、甲類(新式焼酎のこと。くせのない味になる)は206キロカロリーもあります。

単純に計算して、焼酎の方が日本酒よりもカロリーが1.5倍~2倍ほども高いわけです。
このため、カロリーコントロールでダイエットをしていきたいと考えているのであれば、焼酎よりも日本酒がおすすめです。

日本酒は糖質を多く含む


ただし、日本酒はお酒のなかに含まれる炭水化物量が非常に多いことで有名です。3.6グラム~4.9グラム程度も含まれており、ビールとほぼ並ぶほどの値を誇ります。
対して、焼酎には一切炭水化物が含まれていません。
現在はやっている糖質コントロール(糖質制限)ダイエットをやっている人にとっては、日本酒よりも焼酎の方が好ましいお酒だといえるでしょう。また、血糖値が気になる人にとっても、焼酎は日本酒に比べて選びやすいお酒だといえます。


「日本酒と焼酎のどちらが太りやすいか」は、一概に「こちらの方が良い、こちらの方が悪い」といえるものではありません。
自分のダイエットのやり方によって選び分けるべきものだといえるでしょう。

出典;大修館書店「食品成分表」-文部科学省の「五訂増補日本食品標準成分表」準拠p214