庶民の味?! アメリカンウイスキーの魅力とは

★主原料がトウモロコシからなるバーボン

アメリカンウイスキーといえばバーボン!! こんな風に思いがちですが、実はそうではありません。意外とバリエーションが豊富なのが、アメリカンウイスキー。近年ではアメリカ産のシングルモルトウイスキーとか、バーボンで有名な「ジムビーム」が造ったライウイスキーとか、様々なバリエーションがあるものです。

シングルモルトならば原料は麦芽、ライならば原料はライ麦。この様に原料によって、ウイスキーの名前は変わります。ならばバーボンの原料は? というとトウモロコシ。原料の半分以上がトウモロコシでないとバーボンと名乗ってはいけないと法律で定められているんですね。

そんなバーボンの蒸溜所が数多く集まっているのが、ケンタッキー州。
代表的な銘柄であるワイルドターキーやフォアローゼズ、ブラントンなどなど、これらは全てケンタッキー・バーボンと呼ばれます。

そんなケンタッキー・バーボンの特徴は熟成の期間が短いこと。
スコットランドなど他の産地なら12年といった熟成期間を経て出荷されますが、バーボンの主力商品の熟成期間は8年。これは夏は30度・冬は-20度にもなるという、アメリカ南部・ケンタッキーの寒暖差が激しい気候によるもの。おかげで、熟成が早く進むのです。

また熟成をおこなうオーク樽の内側を、バーナーであぶり焦がしてから使うというのもバーボンの大きな特徴。木の成分であるタンニンが多く溶け込み、バーボン独特の風味……荒々しい、男性的な印象です……を生むのです。

★バーボンと呼ばれるのを嫌うジャックダニエル

そんな荒々しさにひかれるのでしょうか、ロックミュージシャンが愛飲しているイメージがあるのがバーボン、中でも「ジャックダニエル」……と思いがちなのですが、こちらが製造されているのはケンタッキーではなくテネシー州、製法も微妙に異なりますから、ジャックダニエルは、バーボンと呼ばれることを好んでいません。

しかし味の特長はケンタッキーのバーボンも、テネシーウイスキーも似通っているもの。
社会的な成功者がグラスを傾けるのがスコッチならば、ハードな労働の後に口にする庶民のものがアメリカンウイスキーというイメージになります。

★アメリカンウイスキーの中にも高価なものがある!!

そんなアメリカンウイスキーだけに、多くが比較的安価で販売されている一方で、中には熟成期間が長かったりする限定生産品も、まれに販売されているもの。
それらは高価な上に、現在は製造されていなかったりしますのでプレミアが付いています。
代表的なものがメーカーズマークのゴールドトップとか、ワイルドターキーの17年。これらは、高価買取が可能となっているのです。

また昭和のころに日本に入ってきて、そのまま忘れ去られていたようなアメリカン・ウイスキーのボトルも高値で取引されているもの。
キャップの「封緘(ふうかん)」が無事なもの、ラベルに「従価」とか「特級」の印字があるものは、高価買取が狙えるかもしれませんので、ぜひ当店にご相談ください。

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