現地で楽しみたい! お土産やお取り寄せも◎! 地酒の魅力

日本では各地で「地酒」が造りだされています。
今回はこの「地酒」の魅力について解説します。

地酒ってどんなもの?

地酒とは、「その土地で造られている日本酒」を指す言葉です。「クラフトビール」という言葉がありますが、それの日本酒バージョンだといえるでしょう。実際現在では、「クラフトサケ」という表現もみられるようになっています。

かつては、地酒は「京都などで造られるお酒」よりも少し格が落ちるものと考えられていました。しかし1980年の後半ごろからこの認識は変わり始め、地酒に注目が集まるようになってきました。

地酒の魅力は「その土地の味」を味わえることにあり

地酒は、「その土地の味」「その土地の風土」「その土地の水」を色濃く反映するものです。ワインは「造られる土地、造られる畑によって味が違う酒」としてよく取り上げられますが、地酒もまた、その土地の風土を受け継いだ味わいになるのです。また、全国的に流通している一般的なお酒に比べて個性が豊かであり、造り手と土地のオリジナリティが反映されているものが多くみられます。一つひとつの地酒がまったく異なる味わいを持つので、飲み比べをしたときにより面白く感じられるのもまた、地酒の魅力だといえるでしょう。

地酒は、現地で、その土地の料理と合わせて楽しむとよりおいしく感じられます。特に、その地酒が造られた背景やこだわり、歴史などを学んでからいくと、さらに地酒がおいしく感じられることでしょう。地酒は、そこでとれる名産品との相性も良く、料理と一緒に口に運ぶのも良いものです。

しかしお土産品としても最適品であり、持ち帰って、現地での思い出を肴に楽しむのもなかなか乙な楽しみ方だといえるでしょう。
現在では通販を取り扱っている酒造もたくさんあります。「なかなか外に行けない」「旅行や出張も控えめになっている」という状況ならば、全国津々浦々の地酒を取り寄せて、家で楽しむのも良いのではないでしょうか。