フロントのギアをアウターからインナーへ、、、ガチャン、カラカラカラ、、、
乾いた音を立ててチェーンが落ち、ペダルは虚しく空回り。
これは『チェーン落ち』というメカトラのひとつ。フロント2段、3段となっているロードバイクやクロスバイクでは必ず起きると思って間違いない。ママチャリなんかでもたまにチェーン落ちている人がいる。でも、ロードとかはママチャリなんか比較にならないくらい頻発する。ちなみに自分は今朝は2回は落ちた。あまりに落ちるのでずっとインナーとか、恐る恐るインナーに切り替えるとか。たまにやります。
あまりに日常的なメカトラ(機械のトラブル)なので、スポーツ車でお出かけしたい人は是非直せるようになってくださいね。ソロライドで直せなかったらホント泣けるから。特に女子とサイクリングする予定の男子は覚えておくといいよ!(笑)
意外と簡単?チェーン落ちの直し方
①まずは、リアディレイラーのプーリーを前に押し出します。すると、チェーンがたるんでギアにひっかける余裕ができます。
②プーリーを押した状態のまま、チェーンを持ってインナー側のギアに引っ掛けてください。チェーン全部をひっかけなくても一部をひっかけてペダルを進行方向に回せば、全体が引っかかります。
チェーンが外側(アウター側)に落ちてしまった場合
チェーンがアウターよりも外に落ちてしまった場合も基本的な直し方は同じです。
①まず、リアディレイラーのプーリーを前に押し出します。
②押し出した状態のまま、たるんだチェーンを手に持ちアウターギアに引っ掛けます。
③ある程度引っ掛けられたら同様にペダルを進行方向に回して全体に引っ掛けてください。
チェーンを直接触ると手がかなり汚れる。気になる場合は手袋か何か使うと良い。
特に慣れないうちは、失敗したりして手が汚れやすい。以前は自分も白い布手袋を携帯していた。
今は普通にそのままグローブか素手でやるけどね。
どうしてチェーンが落ちるのか?
色々な原因の中で考えられるパターンをあげてみたい。
・ディレイラー(変速機)がうまく調整できていない。
購入時にちゃんと調整されていても、使っているうちに調整が狂ってくることがある。
そうすると、チェーン落ちが起こりやすくなる。
・チェーンが伸びている。
鉄のチェーンも乗っているうちに少しずつ伸びていく。伸びたチェーンはテンションがユルユルな状態。その状態だとチェーンは落ちやすい。
チェーン落ちを防止するには?
確実なのは普段からしっかりとメンテナンスをすること。調子が悪いと感じたらショップなどで見てもらうのが良い。
ディレイラーの調整はけっこう難しい。しかも安全や乗り心地に直結する。だからプロに診てもらおう。調整費用も2,000~3,000円程度で済むと思う。これで確実に良くなるのでコスパは良い。お勧めします。
チェーンは滅多なことでは伸びないが、数千キロ走るとさすがに伸びる。そうなったら交換しよう。チェーンは2,000~3,000円程度。心配ならショップに持ち込もう。
もし予算が許せば、より高性能なパーツに交換するのも良い。ただし、変速機等の交換は思ったより費用がかかる場合がある。場合によっては数万円は覚悟しよう。(自分のときは50,000円ね)これだと新しい自転車買えたりする。コスパは正直良くなさそう。ちなみに自分は変えませんでした。
思い切ってフロントをシングルに変えてしまうのはいいかもしれない。普通に乗る分にはシングルでも十分と思う。シングルだとチェーン落ちの心配はほぼ無くなる。
チェーン落ちを防ぐためのパーツもある。フロントのチェーンリング回りに取り付けることでチェーン落ちを物理的に回避できる。一度ショップで相談してみるのも良い。自分が気になってるのは、Rotor(ローター)のチェーンキャッチャー2014。
次に新車を買うときは必ず付けるつもり。
【Rotor(ローター) Chain Catcher チェーン キャッチャー 2014【並行輸入品】 (レッド)】
まずは、チェーンは落ちるものと思って自分でチェーンをはめ直せるようにしよう。それだけでサイクリングがグッと快適になるよ。