こんにちは!お酒買取専門店みっけ星野です。
まずは破砕・圧搾をおこなってブドウジュースを造る
以前、テレビで放送されていて、かなり驚かされたのですが……
伝統衣装に身を包んだ大勢のフランス人女性たちが、収穫したブドウを素足で踏みつける!!
見たことがある人も多いのでは?
これが、伝統的なワイン造りみたいですね~。
しかし考えてみれば、ブドウの種を潰すことなく皮だけを破り、実からジュースを絞るには、素足で踏むというのは合理的な方法。
新石器時代から飲み続けられているというワイン、こんな風にして実際に造られていたのだろうな、と興味深く観ていたのです。
もちろん、現在では皮を破る「破砕」の工程も、ジュースを絞る「圧搾」の工程も全て機械化が進んでいるもの。
破砕の前の、房から実だけを取り除く工程も、機械でおこないます。
そして絞られたブドウのジュースを樽やタンクに詰めて熟成をさせれば、ワインが出来上がります!!
ワインは酵母を加えなくても、発酵が進む
ここで少しお酒にくわしい人ならば
「日本酒でも焼酎でも、発酵させてアルコール飲料にするには酵母が必要。だからワインでも酵母を加えるでしょ?」
と思うはずなのです。
しかしワインの場合、発酵の前に酵母を加えるという工程がありません。
なぜなら、ブドウの実自体に酵母は付いているから。
酵母を加えなくても、破砕・圧搾の工程を経ると、自然に発酵が始まりアルコールを含むようになるのです。
そして、樽やタンクに詰めておく「熟成」の工程になるのですが、ただ寝かせておくだけでは充分ではありません。
しばしば、沈殿した「澱(おり)」を取り除くために、上澄み液だけ取り出さなければならないのです。
この樽内での熟成期間はワインの銘柄によってそれぞれ。
あのロマネ・コンティの場合は、1年以上となっています。
その後、濾過をおこなってビンに詰めて出荷されるのです。
「年代物」とは、耐えうるワインを適切な環境で熟成させたもの
さて、破砕・圧搾を経たブドウのジュースの段階ではブドウの皮が混ざっています。
それらを、そのままに発酵させたものが「赤ワイン」、ジュースの段階で取り除いてしまうのが「白ワイン」、発酵の途中で取り除くのが「ロゼワイン」ということになります。
そして、樽で熟成がおこなわれたワインなのですが、種類によってはビン詰めをおこなった後に熟成が必要となるものもあります。
この場合にワインが寝かされるのは、湿度や温度が徹底的に管理された倉庫の中。
適度な環境下でしか、ワインの熟成は上手くいきません。
そして、いかにもワインという風味が完成するのですが……
中には、ボジョレー・ヌーヴォーのように、フレッシュさを楽しむワインもあるもの。
ビン詰めがおこなわれて、すぐに出荷されるといいます。
そんなワインは、熟成には全く向いていません!!!
購入してすぐに飲んでしまうのが、一番美味しい楽しみ方なのです。
ですから、ボジョレー・ヌーヴォーなどを、温度も湿度も管理していないような場所に放置しておいても、年代物のワインには絶対になりません!!
たとえワインセラーの中で管理しておいても、風味が増すということもありません!!
つまり……古いボジョレー・ヌーヴォーは単なる古いワインでしかない……
高価どころか、買取りができるかどうかすら、怪しくなってきますので、、
ご了承ください。
では、また~!
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