★日本のシングルモルトの先駆け「軽井沢」
イチローズモルトのような新しいウイスキーができる一方で、消えていく銘柄があったりして。世は無情なものですよね。
そんなことを思わせる銘柄とは「軽井沢」、オーシャン(後に現・メルシャンに買収されて、三楽オーシャン)なる会社が所有していたブランド名。その名の通り、長野県は軽井沢にあった蒸溜所で製造されていたウイスキーです。
このオーシャンウイスキー、製造していたのは「ホワイト」「ブライト」「VIC」など様々な銘柄、中でも船の形をしたボトルの「グロリア」が有名かもしれません。
しかし、近年、特に注目を集めているのは「軽井沢」。
何といっても日本最初のシングルモルトウイスキー、発売は1976年。あのサントリー「山崎」と比べても8年も早く、発売されていたのですから、正に日本のシングルモルトの先駆けといってよいでしょう。
★えっ!! 一本の軽井沢が1,460万円
2015年、ある一本の軽井沢が香港のオークションで1,460万円という価格で落札されて、騒ぎになりました。
その名は「軽井沢1960 52年」。
軽井沢蒸溜所が実際に稼動していたのは1952年から2000年まで。完全に閉鎖される2012までは、寝かせていた原酒を出荷するだけだったといいますから、最後に出荷された、最も熟成が進んだリーサルウェポンが「軽井沢1960」だったということです。
このボトル、発売当初は1本200万円!! これだけでも尋常ではないのですが即完売。
そして、オークションに出された結果、冒頭の1,460万円にもなったということなのです……ふぅ、よくわからない世界ですね。
★ウイスキーブームが終焉する前に、ぜひ
さて、軽井沢のブランドでレギュラー販売されていたのは「軽井沢10年」「軽井沢12年」「軽井沢15年」「軽井沢21年」などなど。
昨今のウイスキーブームと、もう醸造されていないというプレミア感が相まって、市場ではどれも大変な価格が付いているもの。
よく出てくる軽井沢12年ですら市場では、当時の希望小売価格の数倍というとんでもないことになっている……プレミア感ただよう21年になると、推して知るべし……ウン10万円なんて値段が付くことも珍しくありません。
でも、発売されていた当時の軽井沢は、現在のイチローズモルトほど希少な銘柄ではありませんでした。ですから、よく進物に使われたもの。
もらい物の洋酒をストックしているという人は多いものですが、そこを探して軽井沢が出てきたとしたら……ああ、ラッキーこの上ありませんね。
私たちは今、そんな軽井沢を全力で探しています。
全力で探しているということは、全力で高価買取するということ。
しまっておいてボトルが割れたり、揮発したり、ウイスキーブームが終わってしまったりしたら、もうどうしようもありません。売るなら、私たちに、今!! なのです。
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