ヴィンテージウイスキーが熱い!!

【ヴィンテージウイスキーはなぜ高額で取引されるのか?】

ウイスキーは、ブランデーやワインと比べてもヴィンテージを重ねるにつれて、桁違い に、値段が上がるのだ。 例えば、山崎 12 年と 18 年を比べても、約 3 倍もの金額差があります。ワインでいえ ば、代表的な 5 大シャトーや DRC でいっても、1994 年物と 2004 年物を比較しても 2 倍以 上になることは、まずない。同じインポーターや銘柄であっても 1.5 倍がいいところだ。 なぜ、ウイスキーとワインでこんなにも価格さが生じるのか?それは、熟成に対する考 え方がワインやブランデーとは異なり、基本的にラベルに表記されている 12 年や 18 年と いったヴィンテージ表記は、樽熟成の年数を表している。それと比べて、ワインは樽熟成 は長くて数年。基本的には瓶詰してからの瓶内熟成がほとんどだ。ブランデーも樽熟成の 期間は短く、VSOP でも 5 年程度である。樽は、瓶と比べて中の空洞が多く、期間とともに 蒸発してしまう。これを「天使の分け前」といい、12 年物・18 年物・25 年物・30 年 物・・・とヴィンテージを重ねるにつれ、原酒が目減りしていくため、生産できる本数に限 りが出てくる。そのため、樽熟成に年数を施すヴィンテージウイスキーは極めて希少性が 高いのだ。

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