さて皆様、
DIYを始めて、いざ電動工具を購入してみよう！と思った時、「ドリルドライバーとインパクトドライバーの違いってなんだろう？」と思ったことのある方はいらっしゃるのではないでしょうか？
どっちも「ドライバー」ってついてるし、同じじゃないの？
どんな違いがあるか説明しよう！
ドライバーには「インパクトドライバー」と「ドリルドライバー」の2種類があります。
打撃を与えてネジ締め！インパクトドライバー
まず「インパクトドライバー」とはネジを締めときに、打撃を与えてゆるみにくいようにする機能が付いているドライバーのことを指しています。
名前のとおり打撃を与えるのでインパクトという名前になっています。
パワーとスピード重視。ボルト締めやビス止め作業が多い方や、大きめのものやしっかりしたものを作りたいときはインパクトドライバーをオススメします！
普通にネジを締めなら、ドリルドライバー
一方、「ドリルドライバー」にはこうした機能はなく、普通に「ネジを締める」、「穴を開ける」だけというシンプルな電動ドライバーです。
打撃がないぶん、きれいに穴を開けることができます。
しかし、ドリルドライバーにはクラッチ機能（トルク調整）がついていることが最大の特徴です。クラッチ機能はインパクトドライバーにはありません。
ダイヤルを設定し、定められた以上のトルクがかかるとクラッチ機能が働いて空回りするようにできています。
クラッチ機能とはすなわち締めすぎを防止する機能のことで、材料の破損を防ぐことができます。
丁寧なお仕事が魅力のドリルドライバー。
穴あけならお任せあれ！
どっちも「穴あけ・ネジ締め・研磨」はできるけど、用途で使い分けできそうだね。
それぞれには構造上や機能に違いがありますが、構造上の違いとしては「チャック」が違います。チャックとはビット（先端工具）を取り付ける部分のことですが、簡単に言うとねじ山の大きさに合わせて先端工具を交換しますが差し込み口のことです。
ビットの違いについて
↑インパクトドライバー先端
↑ドリルドライバー先端
インパクトドライバーはビットが６角形なのに対して、ドリルドライバーは丸形です。
丸形のねじ回しビットはありますが、ドリルの先端はありません。このためドリルドライバーはドライバーとして使うほかに、先端にドリルを付けて穴を開けたりすることができます。
インパクトドライバーの場合、丸軸ビットが取り付けられるアタッチメントを使用すれば丸軸のドリルや先端工具を取り付けられるようになります。
ただし、打撃が加わったときに刃がかけたり折れたりすることがあるので、打撃が加わらないよう無理に押さえつけないように注意する必要があります。
また、アタッチメントには、電気ドリル用とインパクトドライバ用のタイプがあります。インパクトドライバー用でないドリルチャックをインパクトドライバーに装着すると軸が破損しやすいので注意が必要です。
特にトルクの強いプロ用モデルの打撃が加わった瞬間に軸が破損することがあるので、インパクトドライバーに装着する場合はインパクトドライバー用のものを選びましょう。
用途に合わせて使い分けたいけど…1本だけ持つならどっち？
プロの大工さんなどは電動工具をたくさん持っていますが、インパクトドライバーとドリルドライバーを両方持っていて、使い分けています。
木を自分で切って、穴を開けて何かを作るという人はドリルドライバーが必ず必要ですので、電動工具は一つしか購入する余裕がないという人は、ドリルドライバーがオススメです。
そしてドリルドライバーにはクラッチ機能が付いています。クラッチ機能とはあらかじめ設定しておいた所まで行くと、クラッチが働いてそれ以上締めなくなります。
締めすぎると木などの弱い素材の場合割れてしまう可能性があるので、クラッチ機能は初心者にとっても大変便利です。
まとめ
インパクトドライバーには、打撃の強さを調整できるようになっていますので、素材に合わせて強さを調整して使います。インパクトドライバーが威力を発揮するのは長いネジを使うときです。
長いネジは打撃を与えることによってどんどん中に入っていきます。
作業に慣れてくると、インパクトドライバーもしっかり使いこなせるでしょう！
このようにインパクトドライバーとドリルドライバーの機能は結構違いますので電動工具を２つ購入する余裕がある人は二つとも購入して使い分けるのがオススメです。
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