最近よく聞く「糖質オフ炊飯」ってどんな炊飯?

糖質オフ炊飯は、その名の通り、ご飯に含まれる糖質をカットしつつおいしく炊くことができる炊飯機能です。
低糖質炊飯にすると、炊飯時間や味はどのように変化するのでしょうか?

糖質オフダイエットとは

近年、痩せたい人だけでなく健康志向の人にも注目されている糖質カットな食生活。ダイエットの場合は、糖質制限ダイエット、低炭水化物ダイエットともいいます。
糖質は米、パン、イモ類、麺類など炭水化物によく含まれています。
糖質は血糖値を急激に上昇させてインスリンの分泌を促すのですが、そのインスリンは余った糖を脂肪に変えて蓄えます。糖質オフダイエットは、糖質の摂取を減らしてインスリンの分泌を抑え、脂肪をつけないことを目的としたダイエットです。

ダイエットにとって白米は天敵!でも主食を一気にカットは辛いから

糖質制限ダイエットの場合、米やパンといった主食を極端に減らす人もいますが、極端に減らしすぎるのは心にも体にも負担がかかります。
楽なダイエットはないと分かっていても、食事の楽しみを削るのは誰しもつらいもの。制限のしすぎは栄養バランスの偏りも招きかねません。
無理せずに糖質オフダイエットを続けたい、そんな人の味方が糖質オフ炊飯機能なのです。

糖が溶け出した水を排出することで効率よくカット

糖質カット機能がついた炊飯器は、炊飯時に、糖が溶け出たお湯を排出する仕組みになっています。米をある程度煮てから糖が溶け出た水を外に出し、新しい水で蒸し上げるように炊飯することで、効率よく米から糖をカットできるというわけです。
通常の炊飯よりも多めの水を必要とする以外は、特に手間はありません。「低糖質炊飯」や「糖質カット炊飯」のボタンを選んで押すだけで炊き上がります。炊飯時間についても、あらかじめ米を水につけておく、特別な洗米方法で洗う必要がある、などということは一切ないのでお手軽です。

冷凍したりお弁当に入れても味はほとんど変わりなし

低糖質というと、通常のご飯よりも味が劣るのでは‥‥と想像するかもしれませんが、余分な糖を洗い流すことですっきりした味わいに。好みは分かれるかもしれませんが、味に大きな違いはありません。
また、一度に多く炊いて冷凍する、夜のうちに炊飯して昼用のお弁当を作る、といった場合もおいしく食べられます。
炊飯器自体のサイズは、お湯を排出するパーツの分だけ通常の炊飯器より大きめになりますが、おいしく低糖質な食生活を送れる家電として要注目です。