新卒の方々とのセッション
こんにちは。辻村です。昨日は新卒の2名さんと経営計画書を使ったコミュニケーションを通じて社会を知り人生について発見するための研修をやりました。
ビジネスより大切なことがある。
というわけで、事業がどうだとか、仕事とはどうだ、そんな話は置いておいて、まずは当たり前と思ってる現実は実は当たり前ではないという話からはじめます。大きい土台があってみんなその土台があってはじめて商売が出来たり、安全で安定的な生活がおくれているはずなのに、この土台について考えたりする機会はほとんどないので、まずはそこから。
僕らがお店とかで何かを買ったり食べたり色々する時、それがどうやってこのお店まで届いたか?について思いを巡らせたことってほとんどの人はないんじゃないかと思います。というイントロから、膨大な共同体の方々の仕事の連なりがあってはじめて僕らは色々な財やサービスを買うことが出来るという紛れもない事実、その土台の上で僕らも商売をさせてもらっているのだという認識を持っていることは何よりも大事と思っています。それは自分のビジネスを行うためになくてはならない土台なのだということを理解してほしくてそんな話をまずしました。
とはいえ、僕だって偉そうに言ってますけどそんな意識を持ったのはつい最近のことです。恥ずかしながら。
どういう自分でありたいか?
20代でどういうキャリアを作りたいか?どういう自分になりたいですか?という質問をしてみました。出てきた答えをいくつか書くと
・貯金する
・信頼される人になる
・自立する
これらは、とても素敵な答えです。そしてこの素敵な答えをより自分のものにして、成果を出すためにこの言葉を定義することが効果的です。
・貯金する→いくらをいつまでに貯める。
・信頼される人になる→信頼とはなにか?を定義する
・自立する→自立とは何かを定義する
という風に数値化して期日を決める、抽象的な言葉に対してそれはこういうことを指すという風に言葉を定義することによって、よりリアルに、行動に起こしやすくなるからです。結局行動でしか結果を変えられないとしたら、行動を呼び起こす言葉を使うことがそのための近道になるからです。ダイエットが最もわかりやすいのですが、ダイエットするぞ!って言っても何キロをいつまでに痩せるって設定してなかったら、何をするのか?何を食べていいとか方針も方法も見えません。でもそういうケースって実際にたくさんあります。
・貯金する→●●万円を●●年●月●日まで貯める。→時間から逆算する。→月間いくらの貯金が必要。→現状の収支を確認→対策を決める
・信頼される人になるとは→メールに対するレスを10分以内に返す人、相手よりも先に挨拶する人
・自立する→毎月貯金を●●出来る、年に1度親を旅行に連れていく
例えばですが、このように言葉を定義する、数値的な目標を明確にするということによって、行動は驚くほど明確に見えてきます。これらを明確にして、出来るようになるために行動していくことは、自分への投資以外の何物でもないと思います。この自分への投資によって人は出来なかったことが出来るようになり、自分はやれるという成功体験が出来、自信が芽生え、次の行動を起こしやすくなります。なので、ゴールが明確に言語化されていればいるほど、行動に落とし込みやすくなります。行動が見えてこないとしたら、ここがまだまだ抽象的なのかもしれません。
僕は面白かったのですが、二人はどうだったのでしょうか知る由もありませんが、こうやって区別していくことによって、軽やかさが手に入ると僕は思っています。深刻にならず、楽しく真剣に楽しく生きた方がエモいと思うのでね。そんなわけでございまして、本日お伝えしたいことは以上です!