自転車にはさまざまな安全基準・規格が設けられていますが、その1つ1つをちゃんと理解しているでしょうか。
「よくわからないけど「〇〇」っていう安全基準を満たしているし大丈夫」
といった理由で判断するのは良くありません。きちんと中身を理解して、どういった基準を満たしているのかを把握した上で自転車を購入しましょう。
今回は自転車の安全基準の1つ「BAAマーク」について解説していきます。
「BAAマーク」とは?
「BAAマーク」は「自転車協会認証(Bicycle Association Approved)」という名称で一般社団法人自転車協会が制定した自転車の安全基準です。
2000年頃から安価で粗悪な自転車が流通することによって、利用者の安全が脅かされるという問題を背景に、2004年から実施されています。
自転車のブレーキやペダル、ハンドルといった各パーツが基準以上の性能を満たすことが求められており、製造事業者・輸入事業者の登録も行っています。
BAAマークが付いている自転車はどこが違う?
日本の自転車安全基準「BAAマーク」が付いていることでどういったメリットがあるのか見ていきましょう。
各パーツの安全性能が一定以上を満たすことが求められているので「ブレーキがしっかり止まる」「ライトがはっきりと見える」「フレームが頑丈」「リフレクタがしっかりと反射する」などさまざまなパーツの安全性が高められています。
また、製造事業者・輸入事業者が登録してあるので安心です。万が一製造上の欠陥によって事故が起きた場合でも製造事業者または輸入事業者の責任で補償が受けられます。
安全で長く乗れるBAAマークの自転車に乗ろう!
BAAマークは厳しい安全基準を満たした自転車に与えられるので、安全なだけでなく長く使うこともできます。
長く使える上に環境への影響を及ぼす原材料の使用を削減する取り組みも行っているので環境にやさしい自転車でもあります。
自転車を選ぶときは安全かどうかの判断基準として「BAAマーク」をチェックしてみましょう。