自転車のトラブルや故障を未然に防ぐためには、乗る前の点検が欠かせません。
もちろん日頃の点検も大切ですが、乗る前にも簡単なチェックをするだけで部品の異常や消耗に気がつくことができます。
今回は自転車に乗る前に簡単にできるチェック方法を解説していきます。
自転車に乗る前にチェックするポイント
それでは自転車に乗る前に行う点検についてパーツごとに解説していきます。
一般社団法人自転車協会では、乗る前のチェック項目を「ぶたはしゃべる」という合言葉でわかりやすく説明しているので、この言葉を思い出して点検をしていきましょう。
①「ぶ」:ブレーキ
まずは、ブレーキに異常がないかをチェックしていきます。
ブレーキレバーを握った時に前後ともしっかりとかかっているかを確かめてみてください。ブレーキシューがすり減っている場合には、早めに交換しておきましょう。
その他、ブレーキのゆるみやワイヤーの伸びなどを確認してください。
②「た」:タイヤ
タイヤの表面に穴や傷はないかなどの確認に加えて、しっかりと空気が入っているかをチェックしてください。
タイヤに十分な空気が入っていないとパンクの原因となってしまいます。
空気圧はタイヤに必ず記載されているのでチェックしてみましょう。
③「は」:反射材
反射材がしっかりと固定されているか、部品の緩みなどがないかをチェックします。反射材が割れているようであれば新しいものと交換しましょう。
④「しゃ」:車体(ハンドル、サドル、チェーン、ペダル)
ハンドル、サドル、ペダル、チェーンといった車体全体をチェックします。部品などの緩みはないか、チェーンを回したときに異音がしないかなどを確認してください。
ライトが正常に転倒するかなども確認しておきましょう。
⑤「べる」:ベル
法律でベルの取り付けが定められているので、普段使う機会がなくても点検しておくようにしましょう。
本格的な点検は自転車ショップに依頼したり、自分でやったりして行った上で、乗る前にも簡単なチェックを行って自転車でのトラブルを未然に防ぎましょう。