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大竹伸朗 ビル景 1978-2019

先日、水戸芸術館に大竹伸朗さんの『ビル景』を見に行ってきました。

1978年から連続的に大竹さんのモチーフになっているビルの有る風景画のアーカイブです。
大竹さんのアートの印象というと僕が言うには、清濁併せ吞むような美しさと猥雑さがないまぜになった混沌、コラージュ、ネオン、ニューシャネル、とかそういう断片的なイメージなのですが、ビルのある風景を40年も描き続けていることには何か意味があるのかしら?って興味がありました。だってつまんなくないですか?ビルって。

確かに面白い建築のビルとかあるのは知ってますけど、ビルって言われても、ビルだろ、だって。って気になってしまうので、いったい大竹伸朗にとってビルとはなんなのか?そんなことが表現されているに違いないだろうと思って出かけていきました。

 

そして見えてきました、あの不思議な棟が。

 

 

いきなりのこの看板のビルがぐちゃぐちゃ。どこからどこまでがビルで窓はどうなってるのーーー。早速こんな感じのお出迎えで途方に暮れそうです。でも頭ではわかっているんです。アートって現実をトレースしてるものじゃないし、自由に描いていいのだということを。でもどこか比べてみているなーって感じ。そしてそれはビルじゃないだろうと思ってる自分がいたりして。

 

 

これとか。

 

これはなんだろう?ってどうにかこの作品に現実のビルの姿を見つけて安心しようとしている自分がいたりして。

 

 

 

僕の好みはどうやらつぎはぎだらけのコラージュ作品で、全くルールのない、無限の素材の中から、これをチョイスして貼ったりはがしたり、字を書いてみたりするこの行為。完成した時にいやおうなく出てしまうセンス。コラージュって好きですが、非常に残酷さを感じる。センスのない僕はそう思ってしまう。好きな表現方法だけど、センスが露呈するので、恐ろしい。そしてその恐ろしさは他人と比較することから発生している怖さなのでしょうね。ええ。

 

 

 

そんな感じで、作品を見れば見るほど、よくわからなくなり、大竹さんがなぜこんなにたくさんのビルのある風景を描くのかなどという問いに仮説を立てることも出来ずじまいでしたが、楽しかった。意味がわからないもの、自分の理解を超えたものが存在するのが世の中だし、その方が楽しいと思えるのでした。

 

噴水に虹がかかっていて、水戸芸術館いい感じでした。10月6日までの大竹伸朗展おススメです。

本日お伝えしたいことは以上です!

 

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COO、酒部部長、みけキャン副部長 「中古品、二次流通品、損害品、残置品を買取し、最適な市場に戻していく事で、社会的課題を解決する。」をテーマにリユース事業をやってるのと、レコード収集、キャンプ、映画鑑賞がライフワーク。世界一好きな映画は、トビー・フーパーの『スポンティニアス・コンバッション』。

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