ゴム(樹脂)の劣化でべたつきが出ちゃった!そんな時の対処法です。
こんにちは。千葉県柏市のゲンキの平和堂でリユース事業を行っているリユースの僕こと辻村康です。
本日もいい感じの買取出来ました。やんぞ!最後までやんぞ!#柏みっけ pic.twitter.com/ijxG80iGvU
— 辻村康 柏みっけ リユースで世界を豊かにする (@kotsujimura) 2019年1月26日
今日もいつもお売りいただくお客様から出張買取のご依頼をいただいていってきました。最近おかげ様でオーディオ買取のご依頼が増えましていろんなところに出かけていますが、今日はお伺いしたら、お客様から、『ダリのセンタースピーカーなんだけど樹脂が劣化してて、べたつきが出てたんだよねー』って早速の申告をいただきました。ありがたいことです(笑)そして無事、ご依頼品全部をお売りいただけてうれしかったのですが、このゴム(樹脂)の劣化ってけっこういろんな製品で見受けられるんですよね。例えばマッキントッシュのリモコン。これね、べたべたに劣化してるパターン結構あります。あとwiiのコントローラーのジャケットとかね。割とゴム製品はそんな風に劣化してしまうのですが、そんな時にどうやってメンテナンスしてるのか、ちょっとお伝えしますね!
ウーファーのエッジの外側のゴム部分がべたついています。
このちょっと光の加減でムラっぽくなってるところ。
変な光り方してますね。これがべたついている部分です。エッジに隣接している箇所なので、気を使いますね。
手にベタベタとひっついてきます。間違ってもティッシュで拭き取ろうとしたりしたら最悪なことになりますから注意しましょう!ティッシュ厳禁です。
ゴム製品の劣化に使ってる道具たち
製品の種類にもよりますが、僕はたいがいこれを使います。
エタノールです。
これを布や綿棒に染み込ませて、べたつき部分をふき取っていきます。ただ、このべたつき、場合によっては何度かやらないと取れないパターンもありますので、根気よく、かつ焦らずにやることが大事。
手袋直拭きで細かいところまで気を使って拭き取ります。
今回は、ウーハーの命ともいうべきエッジに隣接している部分なので、布で拭くより、コットンの手袋で直に拭いた方が、感触が確かなので安全と判断して作業開始です。
分厚い布越しじゃないので、自分がどこを触っているのかが明確で、いい感じ。こんな風にべたつきが手袋で拭き取れて行きます。
二つのウーファーの周りを根気よく複数回拭き取っていきますと、こんな感じで真っ黒に。よく取れています。
細かいところは綿棒で仕上げていきます。
大まかな拭き取りが終わったら今度はより細かい部分です。なんといってもエッジに近い場所なので、気を使います。綿棒をエタノールに浸して慎重に拭き取っていきます。
慎重に慎重に。
エタノールが乾くとこんな感じ。やはり変質しているのか、テカリがある部分がありますが、べたべたはきれいに取れました。
もしあなたのお持ちのゴム製品やプラ製品に加水分解によるべたつきが出てきたなら、エタノールで根気よく拭き取ることをおススメです。
そうならないためには?
今回このスピーカーにべたつきが出てきたのは、単にずっと同じ場所で固定されていて、湿度とホコリの付着によって加水分解が進んだことが原因と考えられます。これを防ぐためには放置しないでこまめに掃除することや、使うものなら使うことで防げます。
とはいっても、べたついてしまったからと言って慌てず騒がず嘆かず、落ち着いてエタノールで拭き取って見ると取れたりするものです。ぜひ一度試してみてください。
本日お伝えしたいことは以上です!