相場が高騰中!? 中国酒「白酒」を見つけましょう

中国の高級酒=白酒(パイチュウ)です

中国酒と聞いて、多くの方は「紹興酒(ショウコウシュ)」をイメージするのではないでしょうか?紹興酒を大きなくくりで表すと醸造酒=「黄酒(ホアンチュウ)」、ビールなどの仲間になりますからカジュアルなものとなります。だから、さほど高価なものではないのです。一方で宴会での乾杯といった、フォーマルな場で供されるのが蒸留酒=「白酒(パイチュウ)」。日中国交正常化となった後の宴席で、田中角栄と周恩来が交わした酒も白酒、中でも国酒と呼ばれるほど高い格式を持つ「茅台(マオタイ)酒」だったといいます。

中国の国酒「茅台酒」

白酒の特徴はアルコール度数が高いこと、そして強い香りを持つこと。昔は60度以上あったものも珍しくありませんでしたが、ライトな酒が人気を高めているのは中国でも同じのよう。最近では40度程度に落ち着きつつあります。また香りは銘柄によって異なりますが、共通するのはいかにも白酒という豊かなもの。宴会の場は強い香りでむせ返るばかりになります。

中国全土で造られている白酒

白酒の中で最も格式が高いのは、すでに述べた茅台酒なのですが、中国は何かと広い国。白酒も茅台酒だけではありません。人気で上回るとされるのが「五粮液(ごりょうえき)」、広西チワン族自治区で造られているのは「桂林三花酒」、江蘇省で造られる「洋河(ヤンハー)」など名高い白酒が色々あるもの。一時はLVMHグループ傘下にあった「文君(ウェンジュン)」もメジャーな銘柄です。

茅台酒に並んで名高い「五粮液」

これら白酒が、中国の歴史に登場するのは5世紀中ごろ。7,000年とも9,000年とも言われている醸造酒の歴史に比べると短いのですが、充分昔から造られているもの。同じ蒸留酒であるウイスキーの製造開始は15世紀とされていますから、格段に長い歴史を持っているのが白酒、中国の人々に長く愛されて来たのです。

日本でよく発見される高価な白酒

アルコール度数が高い白酒は、ウイスキーやブランデー同様、長期間の保存でも劣化する心配がありません。それだけに贈答品に用いられるのですが、中でも珍重されているのがアルコール度数が下がる前のもの。現在では手に入れることはできないのに、需要ばかり急増中。日中国交正常化がなされた1970年代のものなどは、とんでもない市場価格です。どうやら共産党の偉い人への贈り物、もしくは投機の対象になっているようですね。

そして、これら貴重な白酒がよく発見されるのが日本です。たとえば技術協力などで中国に招かれた人がお土産にもらった白酒、飲まずにしまっておいて、何かの機会に査定に出したら驚いた!という話は決してめずらしいことではありません。そんな貴重な白酒が、日本でスルーされがちな理由はボトルが非常に質素だから。外観からは決して高価なものには見えませんし、何ら特別なオーラも発してはいないのです。

「そういえば昔、中国にいったことがあるなあ」という人ならば、しばらく整理していなかったダイニングボードの中から、価値がある白酒が発見されるというのはありそうな話。何か怪しげな中国酒が見つかった!そんな場合は、ぜひ当店にご相談下さい。

 

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