初めて使う血圧計はどんな種類を選べばいい?

家庭用の血圧計は、スマホと連動させて日々の測定を管理できるモデルなど、小型でスタイリッシュな商品が数多く販売されています。

血圧計のタイプは「手首式・カフ式・アームイン式」の3種類

もっともコンパクトな血圧計は、腕時計のように手首に巻いて測定する「手首式」です。
お手頃価格の商品も多いので、初めての血圧計として購入しやすいタイプといえるでしょう。ただし、手首での測定は上腕で測るよりも精度が高くありません。そのため、より正確な数値を測る必要がある人は、次に紹介するカフ式やアームイン式をオススメします。

カフ式は「上腕式血圧計」と呼ばれる血圧計です。医師が推奨するスタンダードな血圧計で、介護施設などでもこのタイプがよく使われています。
上腕に腕巻きをつけて測定すると、コードでつながった機械の液晶部分に数値が表示される仕組みです。それほど場所をとる大きさではないので、自宅でも正確な数値を知りたいという方にオススメです。

アームイン式は、腕を通すと血圧が測定できる全自動の血圧計です。カフ式のように腕巻きをつける必要がないので、ハンディのある方や力の弱い方にも使いやすい機械といえるでしょう。
ただ、3つの中ではもっとも大きく設置に場所を必要とするので、購入前には置き場所や使う動線を確保しておくと安心です。

ついていると嬉しい血圧計の便利機能「不整脈波検知」

血圧計の中には、測定中に不整脈波を知らせてくれる機能がついているモデルがあります。
不整脈波は、平均値と比べてプラスマイナス25%以上の差がある脈波をいい、検知機能のついている血圧計はアラームでこれを知らせます。
検知されている脈波がすべて不整脈というわけではありませんが、頻繁にアラームが鳴る場合は医師に相談しましょう。

ついていると嬉しい血圧計の便利機能「スマホ連動」

スマホ連動機能つき血圧計なら、ノートに数値をメモしなくても自動で測定値を記録してくれます。多くは専用のアプリを使って記録しますが、中にはPCと連携させて記録をとれる血圧計も。血圧は測るだけではなく日々の数値を見ていくことが重要なので、自分に合った記録方法を見つけましょう。

ついていると嬉しい血圧計の便利機能「複数ユーザー管理機能」


夫婦や親子で使用する場合、複数ユーザーのメモリーを管理する機能がついている血圧計が便利です。この機能がついていると、人数分の血圧測定を切り替えておこなうことが可能で、記録もそれぞれのユーザー別に測定値が記録されます。

血圧計は安価で手軽なタイプからより正確な数値が測定できるタイプまで、さまざまな種類があります。使い方に合わせて便利な機能を選び、使いやすい一台を見つけてください。