エアコンは部屋によってどんなふうに選べばいい?

猛暑日が続く夏に欠かせないエアコン。ほとんどの小中学校の教室にも導入されており、日本の夏を乗り切るための必須家電になりつつあります。
昔は電気代が高い印象でしたが、最近の製品は省エネ性能が向上していて、夏と冬、両方をお得にそして快適に過ごせるようになりました。多様化もしているので、部屋に合ったものを選びましょう。

エアコンのサイズは設置する環境も考慮して

エアコンのサイズは、8畳用、12畳用など適応畳数で選ぶのが基本です。
しかしここに落とし穴が。エアコンのパワーは、設置する部屋の環境によっても左右されます。
南向きの部屋や、窓が大きく日当たりがよい部屋、熱のこもりやすいキッチンと接している部屋は、エアコンの効きが悪く感じられることも。そのため、実際の部屋面積よりも2畳程度広い適応畳数を目安に選んだ方が、快適に過ごせます。

エアコンはリビングとそれ以外の部屋でスペックを分けよう

リビングは人が多く集まる場所なので、エアコンの稼働時間が長くなりがち。そのため多少高くても優秀な省エネ機能がついている上位機種を購入した方が、電気代がお得になる可能性があります。
子ども部屋や寝室などリビング以外の場所は、あまり人が集まらない場所なので、お手頃価格の型落ち、小型エアコンで導入コストを抑えるのが◎です。

お手入れしやすさがエアコンを長持ちさせる


掃除のしやすさも選ぶポイントとして重要です。
現在発売されている多くのエアコンには、クリーン機能がついており、お掃除不要を謳っているモデルもあります。
しかし、これはあくまで「お手入れの回数を減らせる」だけで、フィルターの汚れは人力できれいにしなくてはなりません。エアコンは掃除をしないとフィルターの目詰まりなどで、不具合が出やすくなり、最悪の場合は故障します。
そのため、適度にお手入れすることを想定して、フィルターが取り外ししやすいものを選びましょう。

共働き世帯はスマホ対応などIoT家電も選択肢に

専用のアプリから操作可能なIoT家電。冷蔵庫や洗濯機だけでなく、エアコンにも対応モデルがあります。
日中家を空けることが多い共働き世帯や単身世帯は、帰宅前に外出先のスマホから操作できると、快適ですよね。
なお、スマホ対応のエアコンは別部品をオプションでつけたり、専門業者の工事が必要になったりすることも。
エアコン本体以外に経費がかさむ可能性があるので、導入前にはきちんと費用を確認しておきましょう。