衣類乾燥除湿機は、雨が続く梅雨時期だけでなく外干しすると花粉の付着が心配という方にオススメの家電です。
除湿機との違いと使い方についてご紹介しましょう。
衣類乾燥除湿機とは?
パナソニック 衣類乾燥除湿機 F-YHRX200-S
除湿機は、部屋の湿気を取り除くための家電です。
これに対して衣類乾燥除湿機は、その名の通り洗濯物の湿気を除去する、つまり乾燥させることに特化した家電です。
除湿機としての機能と、衣類乾燥機能を併せ持つモデルもあり、一般的には、送風機能がついている除湿機を衣類乾燥除湿機と呼びます。
衣類乾燥除湿機は洗濯物のそばに置いて使用する
衣類乾燥除湿機は、部屋干し用のスタンドやハンガーラックなどのそばに置いて使用します。
ずっと同じ場所に設置するような使い方ではないため、持ち運びしやすいサイズを選ぶと使いやすいかもしれませんね。
洗濯機の乾燥機能を使うよりも使いやすいので、梅雨や花粉の時期に購入する家庭が多いようです。菌の繁殖を抑制する機能が搭載されたモデルもあるので、衛生的に洗濯物を乾かすことができます。
制服やユニフォームなど、「明日までに乾かさないといけない衣類」は意外と多いものです。乾くことを祈りながら夜に干し、朝にまだ生乾きで大慌て!なんてことにならないよう、便利な衣類乾燥除湿機をうまく使いこなしていきましょう。
お手入れすることで長く使える
なお、衣類乾燥除湿機は、普通の除湿機と同様、お手入れが必要です。使用時は湿気を吸収することで水がたまるので、タンクがいっぱいになったら水を捨てましょう。タンクは放置するとカビが発生しやすくなるので、定期的に掃除する必要もあります。
しかし、こうしたケアをすることで、長く使うことができるのでなるべく面倒がらずに実施していきましょう。
除湿の方法は3種類
衣類乾燥除湿機は、コンプレッサー方式、デシカント方式、ハイブリット方式の3種類のタイプがあり、それぞれメリットが異なります。
■コンプレッサー方式はエアコンの除湿と同じシステム
コンプレッサー方式の除湿機は、湿った空気を冷やして除湿します。
これはエアコンの除湿機能と同様の仕組みで、3つの方式の中では比較的電気代が安いというメリットがあります。
■デシカント方式はヒーターで除湿する
デシカント方式は冷やすのではなく、ヒーターによって除湿する仕組みです。
コンプレッサー方式と比べると静音で、コンパクトなモデルが多いというメリットがあります。夏場の利用には適しませんが、冬場は結露の防止ができるという利点があります。
■ハイブリット方式はコスパを検討すべし
コンプレッサー方式とデシカント方式を併せ持つモデルはを、ハイブリット方式といいます。
ハイブリット方式はほかのタイプよりも高価格ですが、電気代がお得なため、コスパがいいというメリットがあります。
通年使用を検討している場合は、初期費用が高くても回収できるのではないでしょうか。