セラミックファンヒーターの選び方や電気代について

灯油やガスを使わずに、部屋の一角をすぐにあたためてくれるセラミックファンヒーター。各社からさまざまなモデルが販売されています。家電品は何でもそうですが、ラインナップが多すぎて選べない!と思うことはありませんか?
そんなあなたに、魅力ある商品群の中からおうちにぴったりのセラミックファンヒーターを選ぶポイントをご紹介します。
また、運用コストとして購入前に知っておきたい電気代についてもしっかりチェックしておきましょう。

セラミックファンヒーターの購入時に気を付けたいことって?

セラミックファンヒーターの購入を検討する時に気をつけたいポイントは、

・本体サイズ
・静音性
・デザイン

の3つです。
まずは本体サイズから。セラミックファンヒーターは、もともとストーブやエアコンのように「部屋全体をあたためる」のではなく、「部屋の一部部分」をあたためるものです。そのため、小型サイズだとデスクの下や洗面所など、1人のスペースをあたたかく保つのが限界といえるでしょう。
もしもリビングに置いて数人が居心地よく過ごせるように使いたいなら、より広い範囲に温風がいきわたる大きなタイプのセラミックファンヒーターを購入するべきです。

次にチェックしたいポイントは、稼働の際の運転音でしょう。セラミックファンヒーターは送風のノイズがわりと大きいので、機械の音が苦手という人は静音性に優れたモデルを選ぶべきです。
店舗だとほかの音に紛れてあまり気にならないかもしれませんが、静かな自宅では稼働する音がうるさく感じる、という場合も。静音機能のついたモデルであれば、そうでないタイプより静かに使えるのでオススメです。

3つめのチェックポイントはデザインです。セミラックファンヒーターは、数ヶ月間、室内に置いて使うもの。インテリアと調和しないデザインだと、邪魔に感じたり部屋がせまく見えてしまったりする可能性があります。
特に、リビングに置く数人用の大きなサイズは、置くだけで圧迫感があるのでなるべく今ある家具にあったデザインをチョイスするようにしましょう。

そして最後にして最大のチェックポイントは、消費電力です。セラミックファンヒーターは、省エネ機能やエコモード、人感センサーといった機能が付属している消費電力を抑えるタイプから、エアコン最大出力時ほど電気を必要とするタイプまでさまざま。あたたかいからといって長時間つけっぱなしにしていると、電気料金の請求がきた時にびっくり!なんておそれもあります。
本体サイズと併せて、消費電力や稼動時の電気代目安を事前に見ておきたいところです。
8畳の室内全体をあたためられる機能をもつ大きなサイズのセラミックファンヒーターは、1時間あたり約15~30円ほど電気代がかかるとされています。ほかの暖房器具と比較するとやや割高になるので、エアコンやストーブと併用するのが賢い使い方かもしれませんね。