わざわざ掃除機をかけなくても、床をきれいに掃除してくれるロボット掃除機。ですが、ロボット掃除機には活躍しやすい環境とそうではない環境があるってご存知でしたか?
ロボット掃除機のメリットを充分に活かせない部屋で使うと、却って床が汚れてしまうという恐怖の事態も招きかねません。ロボット掃除機の特性を知って、賢く活用しましょう。
ロボット掃除機の使いやすい環境って?
では、ロボット掃除機がもっとも輝く環境について、まずご紹介しましょう。ロボット掃除機が何の気兼ねもなく動ける環境は、
・床に障害物がない
・コードが絡まったり液体で濡れるおそれがない
・毛足の長いマットが敷かれていない
つまり、フローリングの床面積が多い室内です。
ロボット掃除機は、家具やドアにぶつかると傷がついたりエラーになって止まってしまったりする恐れが。障害物が多いと、充電場所に戻ろうとしたら家具に引っかかって力尽きていた、なんてこともあるのでとにかく平面の存在が重要になります。
逆に、避けたほうがいい環境は?
反対に、ロボット掃除機が活躍しにくい環境はというと、
・ペットがいる
・タコ足配線など複数のコードがある
・家具が多いあるいは床にたくさんのものが置かれている
という室内です。
ペットがいると、ペットがロボット掃除機に飛びかかったり、ペットの尻尾をロボット掃除機が巻き込んでしまったり、思わぬアクシデントにつながることがあります。また、粗相をゴミと勘違いするとロボット掃除機が吐いたものや糞便を床全体に塗り広げてリスクがあり、地獄をみます。
事故防止のためにも、ペットと暮らす家でロボット掃除機を稼働させる場合は、必ず人の目があるところでおこないましょう。
細いコードが複数本ある、毛足の長いマットがあるという室内も、ロボット掃除機がそれらを吸い込む可能性があるため、危険です。また稼働性もよくないので、期待するほど床はきれいにならないでしょう。
ロボット掃除機は平面を掃除する便利家電なので、凹凸の多い環境には不向きです。床に本や雑誌を積み上げている、フローリングを複数のマットやラグで覆っているという室内は、ロボット掃除機ではなく通常の掃除機を使った方が手早く掃除できます。
便利そうだから、掃除機がけが嫌いだから、という理由で導入される機会の多いロボット掃除機ですが、環境がロボット掃除機に合わないと、稼働させるたびにマットや家具を動かさなくてはならず、却って労力が必要になる可能性があります。
それでもほしい!という場合は、まず低価格帯のモデルを購入して様子を見るのがよいかもしれませんね。