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さらば、全てのエヴァンゲリオン (たいしたこと書いてないけど少しネタバレします。)

こんにちは。辻村です。見てきました、シン・エヴァンゲリオン劇場版。専門学生時代に友達からおススメされて、そんな面白いわけないやろーって言って見始めて、2日で全話見るほどドはまりしたのがエヴァです。当時みんなシンジは自分だと思っていたと思います。自分を投影してエヴァを見ていたのではないかと思います。そんなわけでシンエヴァ見てきました。ネタバレしますので、未見の方は注意してくださいね。

 

 

シンエヴァ見てきました。四半世紀を経て、ついに完結しました。TVシリーズ、旧劇場版、序、破、Qと漫画版以外は見てきましたので、やはりここは未届けないわけにはいかないと思っておりました。そして、そこかしこでシンエヴァの考察や評価を目にするにつけ、早く見たいという気持ちがむくむくと湧き上がってきて、思ってたより早めに見ることとなりました。

 

共同体の中でしか生きられない

冒頭に、第3村が出てきます。トウジ、ケンスケ、委員長達と村人たちが肩を寄せ合って暮らしている村が描かれますが、過去こういった描写はエヴァにはなかったと思います。ここに描かれているのは地域共同体であって、そこで一緒に働くことによって「他者」や「感情」や「言葉」を学習していく綾波タイプによってPTSDに苦しむシンジが心を開いていきます。こういった描写はエヴァ好きにとっては特段特質すべきものと映らないかもしれませんが、私にとっては、人ならざる者が人になろうとしてなれずに散っていくというのは非常に切なく、愛おしいものなのです。エイリアンシリーズのビショップとか、わたしは真悟の真悟とか。それもまた人間のエゴのなせる業なのだと思います。

 

僕が心を打たれたのはまさにこの冒頭から、シンジが回復し、綾波タイプが切ない最期を遂げるところです。大人になった同級生たちが、村の人たちの暮らしを支える仕事をしながら、自分達の次の世代を産み育てているその姿。20数年前に見た子供たちが、運命に翻弄されながらも、逞しく生きているその姿でした。とは言えそれはアニメーションで人が創り出した物語とその登場人物というフィクションだし、実在しない存在なのは重々知った上でそう感じているのでした。これは例えばドラマ北の国からで黒板純(吉岡ひでたか)、黒板蛍(中嶋朋子)の成長を見る(キャストと実際の役者の成長がリンクしている奇跡的なドラマ)ということとは違います。

 

 

世界は謎に満ちているというリアリティ

日々生きていると不思議だな、謎だなと思うことやわからないことだけじゃなく、昨日までは是だったものが急に非となり、歴史が変わってしまうような発見があったりします。世界は謎で満ち満ちていると言って過言ではないと思いますが、我々人間は傲慢なので、人が作った物語、映画や小説などの物語の謎は解けるべきものと勝手に決めつけていたりします。謎が解けないのはけしからんとか、最後まで分からないのがモヤモヤするとか。しかし、世界は謎だらけですべての謎が解ける方がリアリティがないということも出来る。そういう意味で、この物語上の謎について、これほど様々な人が考察し共有せずにはいれない作品というのもまたとないのではないかという程、エヴァに関する考察動画はyoutubeに膨大な数が存在しています。これだけ語られるってことは、もうこれは、エヴァに対する愛以外の何物でもないと思います。狂気を感じるほどの偏愛を感じる人も中にはいます。

 

なぜエヴァに惹かれるのか?

なんでこんなに人はエヴァに惹かれるのか?シンジやレイやアスカといった主要なキャラクターだけでなく、登場人物はみなそれぞれの人生において何かを喪失しており、その喪失と折り合いをつけて生きているあるいはつけられずに苦しんでいるわけですが、この喪失感は、国家として語るべき大きな物語を失い個人の時代を生きる我々現代人の心を捉えたのではないでしょうか?誰もがシンジで、ゲンドウで、ミサトで、リツコで、アスカで、トウジで、ケンスケで、加地であり、誰とも結局は分かり合えないのだという漠然とした孤独を友としている。裏返せばすでに失われし確かな愛の存在を求めて右往左往している彼らもまた、よく考えれば、人が創り出した架空の存在なのであるわけだが。

 

そんなわけでもう1回くらいは劇場で見たいと思っているのでした。後世に語り継がれる作品であることは疑いようもないです。リスペクトを込めて。

 

 

 

 

 

 

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COO、酒部部長、みけキャン副部長 「中古品、二次流通品、損害品、残置品を買取し、最適な市場に戻していく事で、社会的課題を解決する。」をテーマにリユース事業をやってるのと、レコード収集、キャンプ、映画鑑賞がライフワーク。世界一好きな映画は、トビー・フーパーの『スポンティニアス・コンバッション』。

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