共働き世帯の増加により、家事はなるべく時短!がトレンド。
マルチクッカーや全自動洗濯機など、手間いらずの家電が人気傾向です。
食器洗い機も、小型タイプや静音タイプなどラインナップが豊富になってきました。
しかし、「便利そうだけどどれくらい時短になるの?」と期待半分、懐疑半分の方も多いよう。
この記事では、食器洗い機の利便性とメリット、デメリットについてご紹介します。
家庭の食器洗いは、年間200時間以上
家族構成やお皿の数にもよりますが、食器洗い平均所要時間は、1回あたり約20分ほどだそうです。食器を洗って拭いて、そのふきんや洗い桶をゆすいで、と手順を考えると、確かにそれくらい時間がかかるかもしれません。
これを毎日1回、365日実施すると121.6時間(7,300分)。
しかし、多くの家庭は朝晩と2回の食器洗いが発生すると想定されるため、年間にかかる時間は、この2倍に相当する243.2時間です。1年のうち約10日間は、ずっと洗い物をしているわけですね。
食器洗い機の利便性は時短と節水
食器洗い機は、洗浄のみのタイプから、洗浄から乾燥までおこなえるタイプがあります。
洗浄のみでは大して時短にならないのでは?と考える方もいるかもしれませんが、食器を拭くだけなら今まで食器洗いにかけていた時間を半分〜3分の2ほどには短縮できるはず。
また、ほとんどのモデルは人の手が洗うよりも少ない水で洗浄できるため、節水効果も期待大です。稼働のための電気代がかかっても、水を節約できるためにコストはそれほど大きく変わりません。
食器洗い機のメリット
食器洗い機のメリットには、次のような点があります。
- キッチンに立つ時間を節約できる
- 節水できる
- 高温洗浄で衛生的
- 手荒れや湿疹の予防
- 洗い物を気にせず調理できる
水仕事は手荒れする家事の代名詞であり、洗剤や漂白剤で手湿疹がひどくなるという声もききます。こうしたトラブルを予防できる食器洗い機は、皮膚疾患に悩む人にとって便利な家電といえるでしょう。
洗い物を気にせずお皿を使えるので、調理や食事が楽しくなったという声もきかれます。
食器洗い機のデメリット
食器洗い機も万能ではありません。デメリットをしっかり知って、家庭に合わせて導入を検討しましょう。デメリットは次の点です。
- 稼働音が大きい
- モードによっては時間がかかる
- 場所をとる
洗浄モードやモデルによっても違いはありますが、食器洗い機は稼働音が大きく、時間をかけて洗う設定にしているとずっと音が響いて気になるという意見があります。
また、小型タイプといってもそれなりの設置スペースを必要とするため、キッチンのレイアウトによっては置くのが難しいケースもあるでしょう。
単身者用の住宅では、物理的に置く場所がない場合も想定されるので、まずはキッチンのスペースを要検討です。