「吸引力の変わらない掃除機」というキャッチコピーで知られるダイソンの掃除機。スタイリッシュなデザインもあいまって、次に買い換えるならダイソン!と決めている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ライフスタイルによってはダイソンの掃除機が合わないというケースもあり、「買って損した‥‥」という声も実は少なくありません。
ここでは、ダイソン掃除機のメリットとデメリットを比較することで、どんな環境で使うのが適しているかを見極めたいと思います。
ダイソンといえばコードレス掃除機というわけで、コードいらずという点も含めてまずはメリットを挙げていきます。
【メリット】
・コードがないので床だけでなく壁面やソファも掃除しやすい
・排気がクリーンで幼児やペットのいる部屋でも安心して使える
・特許技術によるパワフルな吸引力が続く
・フィルターが水洗い可能
・たまったゴミ捨てがかんたん
・1回の充電で使える時間が長い
以上がダイソンのコードレス掃除機のメリットです。
コードレス掃除機のすべてに共通することではありますが、コードがないとライトや壁面に取りつけた棚など、床以外の掃除機がけが可能です。部屋の2D(平面)ではなく、3Dとしてきれいにできるのはコードレスならではの利点といえるでしょう。
また、ダイソンは多数の特許技術を出願しており、クリーンな排気でありながら強力な吸引力をキープする構造になっています。吸い込んだゴミも、ゴミ袋に移し替えることなくレバー操作ひとつで捨てられます。
これだけ見ると、いいことづくめに見えますが、デメリットもしっかりとチェックしておきましょう。
【デメリット】
・稼動音が大きい
・重い
・ヘッドが大きく、かつ動かしづらい
・容量が小さい(こまめにゴミを捨てる必要あり)
初期モデルと比較すると静かになったといわれるダイソンの掃除機ですが、国産の掃除機と比べると、やはり稼働音は大きめ。ハイパワーにすると、工場の操業と同レベルの騒音になるともいわれています。
また、国産の掃除機と比べると重く、持ち上げて上の方を掃除するのが大変なのもデメリットのひとつです。ヘッド部分が大きく稼働しにくいために、狭い隙間を掃除しようとすると疲れてしまうというレビューも散見されます。やはり、英国メーカーということで、日本の住環境には適していない面があるのかもしれません。
コンパクト設計の分、ゴミをこまめに捨てる必要があることにも注意してください。
これらをまとめると、ダイソンのコードレス掃除機は、重量があっても扱える人、ヘッドを細かく動かさなくても掃除が完了するインテリアの人に向いているといえます。
音に敏感な人や、細かいところまでヘッドを動かして掃除したいという場合は、別メーカーの掃除機の方がマッチしているかもしれません。