一人暮らしの冷蔵庫の容量ってどのくらい必要?

春は1年でもっとも引っ越しが多い季節です。そんななか、初めての一人暮らしをする人も多いのではないでしょうか?そんな初めての一人暮らしでは、落ち着いて居心地よく過ごせる空間を作るために使いやすい家電をそろえることが不可欠。無駄に大きな家具や家電は一人で使うとストレスになるため、最適なサイズを選びましょう。

とはいっても、洗濯機や掃除機はサイズにそれほど大きな違いがあるわけではありません。サイズの吟味が必要な家電といえば筆頭は冷蔵庫でしょう。

冷蔵庫はさまざまなサイズ展開があり、ファミリータイプでも3人家族にオススメのサイズと、5人家族にオススメのサイズは異なります。
ファミリータイプと同様に、一人暮らし向けの冷蔵庫も飲料や冷凍食品をわずかに保存しておきたいという人、自炊をよくする人、それぞれにオススメの容量が異なってきます。
選ぶサイズの目安は、次の通りです。

・3食ほぼ外食なら容量100L
・調理済みの配達食をよく食べる場合は容量100〜150L
・なるべく自炊をして冷凍保存も多い場合は容量150〜200L

順番に、容量の具体的なイメージを紹介します。

【容量100L】

容量100Lの冷蔵庫は、寝室やリビングに置くサブ冷蔵庫としても検討される、小さなサイズの冷蔵庫です。
これ以上小さいサイズの冷蔵庫は、冷凍機能が備わっていないタイプや、定期的に霜取りをしなければならない直冷式タイプになってしまうので、利便性の点からあまりオススメできません。
外食メインの生活をしていても、冷凍食品や飲料を保管することはあるでしょうし、災害に備えて最低限の食品を自宅に備蓄しておくことは必要です。そのため、100Lを一人暮らし向けの最小サイズとして認識しておくとよいでしょう。

【容量100〜150L】

容量100〜150Lの冷蔵庫がオススメなのは、「中食派」の一人暮らしです。
中食とは、スーパーの惣菜や宅配弁当など、調理済みの食品を自宅で食べること。自炊する人ほど容量は必要ないけれど、惣菜や弁当、ペットボトル飲料などをあれこれ保存したいライフスタイルの人には、150L程度のの容量がちょうどよいでしょう。
ただし、外食と中食を使い分けている人や、定期的な食品配達サービスと契約している人は、100Lでも過不足なく使えるかもしれません。
2日前後で購入した食品を食べきるサイクルが、中食派の目安になります。

【容量150〜200L】

一人暮らしでも、できる限り自炊をするという人は200Lの冷蔵庫が必要になります。
休日に一週間分の副菜を作って冷蔵保存する人や、一度にたくさんの米を炊いて冷凍保存するという人は、一人暮らしであってもファミリータイプと同じくらい食材をストックしておく必要があるでしょう。ゆえに、ゆとりのあるサイズを選ぶのが得策といえます。


暮らしに合った冷蔵庫選びは、暮らしの質を高めてくれます。小さすぎて不便、大きすぎて持て余すといったことがないよう、賢く選びたいですね。