お知らせ 辻村康のスポコン! 酒部 みけキャン

【リユース裏話】実は、昔詐欺に遭いました ~前編~

こんにちは。辻村です。
リユース事業をしていると、贋物を買ってしまったり、実は盗難品だったりすることはないですか?と聞かれることがあります。実際あります。騙されたりすることもあります。今回は過去にマジであった事件について書いてみたいと思います。

 

レアな高級アンプを買取ました!

実はテレビでも報道されたので、ひょっとしてあれか?とピンと来る人もいるかもしれませんが、5年くらい前だったかな(うろおぼえ)高級オーディオの見積依頼が来ました。それ自体は毎日あることなのですが、なかなか珍しいパワーアンプでした。当時数十万円の見積を出して、メールで交渉をして、売ってもらえることになりました。

車で1時間半くらいの場所だったので、とりあえず向かいました。住所は団地の5階。エレベーターはありません。あれ?ここで、音出すの無理じゃないかな?と到着してすぐに思ったのを鮮明に覚えているのですが、とにかく行ってみないとわからないので、階段を上がって行ってみました。

ピンポーンとチャイムを鳴らすと、すぐに女性が出てきました。確かに依頼者は女性でした。私は会社名と自分の名前を名乗って、ご依頼いただいたアンプを買取に来たことを告げました。女性はとても好意的に話してくれました。でもここでは鳴らせないよなーと思っていたのですが、女性はそれを察したのか察してないのかわかりませんが自分からこう言いました。

『実はこれ、死んだ父から譲り受けたものなのよ。私は使わないから、売ってしまおうと思ってお願いしたんです。』

なるほど、そういうことか。と合点がいきました。そもそも高級アンプの買取依頼は99%以上が男性からのものであること、防音設備のある戸建てやマンションであるケースも同様に99%以上なので、今回のご依頼は到着してから違和感だらけでしたが、家族の遺品なら、不思議はないなとその一言で思いました。悪意のある人とは見えませんでした。

 

買取が成立するとすぐに出かけて行った

アンプが非常に状態が良かったので、お見積りの満額で買取して、5階から慎重にアンプを降ろしました。重かったのですが、それよりも珍しいアンプを買取出来た満足感の方が大きかったと思います。ようやく車に乗せ終わって、スタッフに買えたよーと報告しているその時に、あの女性が車に乗って出かけて行くのが見えたのです。終わったとたんに出かけて行ったよあの人、って思ったのを覚えています。

 

オーディオメーカー社長がやってきた

会社に戻って、音出しして、非常に良好だったので、すぐにクリーニングして、写真を撮ってネット出品しました。中古品は同じものが二つとないので、いちいち写真を撮影して、商品説明を書いてデータを作ってアップロードします。システムを使っているので非常に簡略化されてはいますが、高級機は特に安心して購入していただきたいので、細部まで結構細かく確認します。けっこうすぐに売れるのではないかしらという自信もありました。

 

そして、出品から数日経ったある日。

 

スタッフから、「出品されているアンプを見たいというお客様がお見えになってます」と声をかけられて、私は「ほらー、やっぱり売れちゃうよーこれはー」とウキウキしながらそのお客様にアンプを見てもらいました。「どうぞこちらです。ご覧ください!」と言ってアンプをお客様の目の前に置きました。

するとその男性は、隅々までアンプを見て、背面のシリアルを確認した後で私に名刺を差し出しました。その名刺には、このアンプのメーカーの代表者であることが書いてありました。そしてその方は私にこういいました。

 

「これは私が貸し出したもので、盗品です。返してください!」

 

ひょっとして今日うれるんじゃないか?と思っていた私はかなりびっくりして、その方の表情を覗き込むと、怒りに震えた表情でこちらをじっと見つめ返して

 

「あなたは盗品を売るのですか?」

 

と言ったのでした。

 

マジかよ!って心の中で叫びました!

 

つづく。

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COO、酒部部長、みけキャン副部長 「中古品、二次流通品、損害品、残置品を買取し、最適な市場に戻していく事で、社会的課題を解決する。」をテーマにリユース事業をやってるのと、レコード収集、キャンプ、映画鑑賞がライフワーク。世界一好きな映画は、トビー・フーパーの『スポンティニアス・コンバッション』。

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