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クリントイーストウッドの映画をフィルムで見るチャンス

こんにちは。アメリカの分断っぷりが露呈している混乱の大統領選挙。どっちが勝つのかこれを書いている時点ではまだわかりません。反グローバリズムの象徴に見えるトランプさんと、何をどうしてくれるのか?よくわからないバイデンさん。中国共産党やロシアはそんな揺れるアメリカの姿をみて、喜んでいるんじゃないかと思われ。なんつーか世界ってややこしいなって思う今日この頃ですが、90歳を超えてなお旺盛な映画製作を続けるクリントイーストウッドのレトロスペクティブが始まったのです。

 

アメリカ最強の映画作家

アメリカが産んだ世界最強の映画作家がクリントイーストウッドだと思うのですが、そんな彼の作品群を12月6日まで、国立映画アーカイブで見ることが出来ます。とっても貴重な機会です!

 

個人的には、70年代屈指の名作山岳アクション、『アイガーサンクション』と、85年、最後の西部劇というにふさわしい傑作『ペイルライダー』が含まれていないのがちょっと残念ですが、映画作家クリントイーストウッドの育ての親と言っていいドンシーゲルの『ダーティハリー』を劇場でフィルムで見れるなんて興奮せざるを得ません。もう30回は見てるけど、何回見ても発見のある作品です。俳優としての代表作でもありますし。

そのドン・シーゲルともう一人の父と言えるセルジオレオーネに捧げた、イーストウッドの集大成と言って過言でない大傑作、『許されざる者』もリストに入ってます。これはヤバイ!めちゃくちゃ強いジーンハックマンとの最後の対決の場面の凄さはいったい何が起きてるのかわからなくなるほど凄いです。

いつだってひどい目に遭って、それでも立ち上がり、また痛めつけられるというイーストウッド特有のマゾヒスティックなテーマを70歳越えてからもやるのかよ!とマジで感動した『ブラッドワーク』も見ることが出来ます。公開当時、吉祥寺のバウスシアターで興奮しながら見たのをはっきり覚えています。

 

勝か負けるか?など期待してはいけない

今回のリストに含まれていないのが非常に残念なのですが、『ダーティハリー4』という監督作品があります。この作品もいつも通り(笑)ハリーキャラハンがめちゃくちゃひどい目にあうわけです。これでもかとばかりに。そしてついに決定的な出来事が起こります。そして、その出来事をきっかけにハリーはブチギレます。この瞬間になんだか人間ならざるものに変貌してしまうのがイーストウッドの真骨頂。許されざる者もそうですし、ペイルライダーに至ってはもう死人なのか生きてる人なのか良くわからないことになっていきます。

 

という風に、勝つか負けるか?といったサスペンスを期待するととんでもない目にあいます(笑)そんな彼は1930年生まれの90歳。次回作はまた主演するというのが凄い。そしてもう一人の世界最大の映画作家、ジャンリュックゴダールもまた、1930年生まれなのであった。この二人なんなんwww

 

本日お伝えしたいことは以上です!

 

 

 

 

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COO、酒部部長、みけキャン副部長 「中古品、二次流通品、損害品、残置品を買取し、最適な市場に戻していく事で、社会的課題を解決する。」をテーマにリユース事業をやってるのと、レコード収集、キャンプ、映画鑑賞がライフワーク。世界一好きな映画は、トビー・フーパーの『スポンティニアス・コンバッション』。

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