2021年4月5日
世界三大子役発表
こんにちは。辻村です。最近北の国からのテレビシリーズを見直しました。そして吉岡さんと中嶋さんの存在感に打ちのめされました。そして、子役が活躍する作品でほっこりした気持ちになりたい!癒されたい!浄化されたい!と思いまして、すごい唐突ではありますが、世界三大子役の発表です!マコーレーカルキン?違います!ニューシネマパラダイスのサルヴァトーレ・カシオ?確かにカワイイですが、違います。非常に独断と偏見といとしさと切なさと心強さと共に発表する世界三大子役はこちらです。どうぞ!
世界三大子役1人目 イエラ・ロットレンダー
『都会のアリス』1973年 ヴィム・ヴェンダース
初期のヴェンダース作品の中でも最も思い入れが強いのがこの都会のアリスです。リュディガー・フォグラーとドイツへ旅をすることになるイエラ・ロットレンダーが鮮烈に記憶に残っています。表情やしぐさが絶妙。どうやって演出したのかな?と思ったり。そしてこの旅がずっと続けと思いながら見ました。
世界三大子役2人目 アナ・トレント
『ミツバチのささやき』1973年 ヴィクトル・エリセ
ヴィクトルエリセの超名作、ミツバチのささやきで主演を務めたのがこのアナ・トレントさん。魔的なものに魅せられていくような深遠な瞳、ジェームズ・ホエールの『フランケンシュタイン』を背景に、幻想的で魔術的な時間が流れる傑作です。主人公アナを演じるアナ・トレントの存在感、姉イザベルとの危うい緊張感が張り詰める自宅でのシーンなど忘れえぬ一瞬をとらえていて戦慄します。
世界三大子役3人目 中嶋朋子
『北の国から』1981年 富永卓二・杉田成道・山田良明 脚本:倉本聰
頼むからもうしゃべらないで。と言いたくなるほど何を言っても泣きそうになる寂しそうな表情を浮かべる黒板螢を演じる中嶋朋子さん。当時7歳とは思えないセリフ回しとか、とにかく切ない。とてもかわいらしいんだけど、その中心にはきっと寂しさをしまい込んでるよね。そんな存在感。しかしまあ、1981年から2002年までの21年間続く物語の一つの役柄を演じ続けるという特異な作品ですが、中嶋さんも吉岡さんもよくもまあ、純と螢の雰囲気のまま大人になったよなと感心していまいます。もっとガラッと雰囲気変わってもおかしくないですから。とかく吉岡さんの演技や表情、せりふ回しなどが有名ですが、あの二人だからこそ成立したのだというのは誰もが納得する事実だと思います。
さて、世界三大といいながらもう一人、是非紹介させてください。
世界三大子役4人目 ババク・アハマッドプール
『友だちのうちはどこ?』1987年 アッバス・キアロスタミ
この一見何もスペクタクルが起こらなそうなタイトルの作品ですが、よく見ると見事な画面の連続で感動します。特別なことは何も起こらないのですが、見ればこの子のまなざしの先にあるものを凝視せずにいられない興奮が待っています。犯罪もピストルもカーチェイスも出てきませんが、ドキドキで面白いのです。どういう手品なんw
まとめ
いかがだったでしょうか?世界三大子役を4人紹介しました。それはもはや、世界子役四天王やろ!誰がコロッケで、誰が栗田貫一で、誰が清水アキラで、誰がビジーフォーなのかはこの際さておいて、この映画のあの子が入ってないのはおかしい!などと言わないでおおらかに見守ってください。へーお前の世界三大はこれなのねって生暖かい目で見守っていただけると幸いです。
ではこの辺で。