2020年1月16日
ハイランドパークウイスキーとはどんなウイスキー?豊富な種類と歴史的背景、美味しい飲み方についてご紹介します
主なハイランドパークウイスキーは4種類
ハイランドパーク12年、ハイランドパーク18年、ハイランドパーク25年、ハイランドパーク40年という品ぞろいになっています。それぞれの「年」というのは塾生年数を表しています。
ハイランドパーク初心者の方は12年ものから、愉しむのをおすすめします。ウイスキー評論家として名高いマイケルジャクソンが90点を付けている大変高評価のウイスキーです。「モルトウイスキーの中でもすべてにおいて最高品質のウイスキーだ」と評しています。コストパフォーマンスもよく、シングルモルトウイスキーの入門編と言えるでしょう。塾生年数は少ないですが、それを上回る味わい深さがあります。値段を抑えてシングルモルトウイスキーを試したいのならば、まずは12年物をおすすめします。
ハイランドパークウイスキー誕生の歴史は明確ではなく、発売されるまで長い年月を必要としました
ハイランドパークウイスキーの誕生の歴史は、はっきりとしていません。デビットロバートソンが1789年に建てた蒸溜所がハイランドパークウイスキー最初の地という説があります。また18世紀の後半にマグナスユンソンがウイスキーを密造していたという説もありますが不確かな情報です。1816年に密造者であるマグナスを捕らえた「ジョンロバートソン」が、本人から「ハイランドパーク」であると明言したのを確認したという事実がここではっきりとしています。
その後1826年にロバートボーウィック、1840年に息子のジョージボーウィックに蒸留所は引き継がれますが、廃れてしまいます。1869年にジョージの弟であるジェイムズに蒸留所の権利が渡されます。それをスチュワート&マッカイに売却します。紆余曲折あり、100年以上の時を経て1979年に「ハイランドパーク12年」が発売されました。完成され、発売に至るまで本当に大変だったのがうかがえます。
美味しいハイランドパークウイスキーの飲み方はロックとハイボールです
ハイランドパーク12年のおすすめの飲み方を紹介します。ロックとハイボールで飲むのがハイランドパークウイスキーのセオリーであり、もっとも美味しい飲み方です。ロックで飲む場合は加水していくと甘みがでてきます。果物やハチミツのような味わいが感じられ、飲みやすいです。ハイランドパークはハイボールで飲むと柑橘系の甘さとほどよい酸味が感じられます。ロックで飲むよりもしっかりとした甘さが出てとても美味しいです。
ハイランドパークウイスキーの醍醐味は「甘み」です。ウイスキー特有の味と甘さの融合が他のウイスキーにはない味わい深さを感じさせてくれます。ハイランドパーク12年はロックとハイボールがおすすめですが、ストレートでも味わってみてください。飲み方を変えることで違った味わいを感じることができますよ。