バランタインとは?

 

「バランタイン」はスコッチ・ウイスキーの一種で、フランスにある世界的酒造メーカー「ペルノ・リカール」の傘下のジョージ・バランタイン&サンによって製造・販売されているものです。製法に細かい決まりがあり、その決まりを守った上で、さらにイギリスのスコットランドで製造されたもののみをスコッチ・ウイスキーと名乗ることが可能です。バランタインはスコッチ・ウイスキーの3大ブランドの1つとして知られており、世界で最も幅広い品ぞろえがあるという点も特徴的です。なお、バランタインという名前はバランタイン社を創設したジョージ・バランタインの名前から付けられています。バランスのとれた味わいが特徴で、クリーミーななかにも飲みごたえを感じることのできるお酒です。バニラのような甘い香りがあり、飲んだ後は爽やかな余韻を楽しむことができるでしょう。このような特徴が基本のウイスキーですが、その味は熟成期間によっても異なっています。

ブルボン朝の王の名を冠した「ルイ13世」、そのプレミアムな歴史とは?

 

●最も有名なプレミアム・コニャック

コニャックやアルマニャックといったブランデーには「V.S.O.P」「ナポレオン」「X.O」といったグレードが存在しますが、それより上のグレードの名称は、各メーカーが自由につけているもの。

例えばコニャックの有名メーカーであるヘネシーならば「リシャール・ヘネシー」、マーテルならば「エクストラ・バカラ」、カミュならば「ジュビリー」……まあ、特殊な限定品を除けば、これらは最上級の品々となります。

そして、これらの中で、最も広く知られているのがレミーマルタン社の「ルイ13世」。
左右に小さな羽がたくさんついた独特の形状のボトルが目印、プレミアム・コニャックの象徴と呼びたくなるような、風格をたたえた一品です。

 

 

●特性のデキャンタ作りから始まった、ルイ13世の歴史

「ルイ13世」、フランス・ブルボン朝・創世記の王の名を冠したブランデーが生まれたのは1874年。
きっかけはブドウ畑から発掘された一本の金属製の水筒でした。
ユリの紋章が刻まれたそれを目にした、時のレミー・マルタン当主はクリスタルグラスでの複製を指示。完成した美しいデキャンタに、家族用に秘蔵していた、とっておきのブランデーを詰めることを思い付きます。

これがレミーマルタン「ルイ13世」の始まり、特徴的なボトルの由来です。

その後ルイ13世は、数々の芸術家や著名人に愛されたほか、オリエント急行やノルマンディー号、フランスの開放、コンコルドなど、フランスの歴史と共にありました。

 

 

●ルイ13世、様々なバリエーション

そんなルイ13世、現行品は観音開きのボックスに納められているのですが、それ以前のものだと八角形の箱だったり、クリアケースだったり、四角の箱に納められていたりするもの。

中でも市場価値が高いものは八角形のもの。
それは製造された年代の古さによるところが大きいのです。

また、デキャンタの正面には、4つのユリの紋章が入っているのですが、その中央付近に貼られたラベルにも注目。
同じルイ13世でも、こちらに「Very Old」もしくは「Très vieux」と入っているもののほうが市場では高く評価されています。

そして……レギュラーで販売されているルイ13世以外にも、数々の特別生産品が存在します。
「ル・ジェロボアム」「レア・カスク 42.6」「レア・カスク 43.8」「ブラックパール」「タイム・コレクション ジ・オリジン – 1874」
これらは、とんでもない価格で販売された特別生産品。

例えば、2007年に786本限定で販売された「ブラックパール」は定価が100万円……現在の市場価格は、●00万円を上回ってくる(!!)という夢の一品になっております。

もちろん、レギュラーのルイ13世も「ブラックパール」ほどではないものの驚きの買取価格が出ることは請け合い。
「しまった!! そんなルイ13世を飲んでしまった」
そんな場合、クリスタル製のデキャンタや替栓、空き箱だけでも買取は可能ですので、ぜひ一度、当店にお問い合わせください。
 

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