宮城峡とは？

宮城峡はニッカウヰスキーが製造、アサヒビールが製造するシングルモルトウイスキーです。それまで販売されていたシングルモルト仙台に代わる形で2003年、シングルモルト宮城峡がリリースされました。アルコール度数は45%で、胴体部分に丸い膨らみがあるバルジ型のポットスチルを使用して蒸気間接蒸溜によって製造されています。蒸気間接蒸溜というのは、スチームを用いてじっくりと130度ほどで蒸溜する方法です。また、カフェ式連続式蒸溜器を使用し、原料本来の香りや甘みを引き出していることも宮城峡の特徴の一つです。また、使用している水は日本国内でウイスキー作りに使用されている水の中でも硬度が低く、香り豊かで口当たりの良いものに仕上げています。原料のモルトは2004年にザ・スコッチ・ウイスキー・ソサエティーに認定されたものなのでその品質は確かだと言えるでしょう。

イチローズモルトとは？

イチローズモルトは、美しい水と空気に恵まれた秩父連山にある秩父蒸溜所で造られているウイスキーです。海外の蒸溜所のようなおしゃれでモダンな建物の中で、極上のウイスキーが生み出されています。一口にイチローズモルトと言っても色々なシリーズがあり、グレーンホワイトラベルをはじめとしてダブルディスティラリーズやミズナラウッドリザーブやワインウッドリザーブなどがあります。グレーンホワイトラベル以外のボトルにはミズナラの葉をイメージしたラベルがデザインされており、これは熟成樽の素材となっているミズナラの木に由来するものです。人気が高まったことで一部の商品には定価を遥かに超えるプレミアム価格がつけられており、簡単に手に入れることができません。そこまでの人気が出たのには訳があります。熟成具合を見ながら樽を変えるなどして丁寧に育てられたモルトには雑味がないため、余計な手を加えなくても美味しく飲むことができるのです。そういった点が評価されて、ウイスキー通の間でもてはやされるようになりました。特に、ウイスキーそのものの味を堪能できる水割りやオンザロックで飲むのがおすすめです。