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レミーマルタン vsopの歴史
レミーマルタンの創業者レミーは、1695年2月にルイヤックで生まれました。ワイン商の家だったので、幼少の頃からワイン作りを手伝っていました。広大な土地を引き継いだ30歳、彼はレミーマルタン社を設立。
現代のように美しいボトルに詰めてコニャックを箱売りするようになったのは、4代目のエミールです。初めてのレミーマルタンが入れられたボトルは戦場の跡地から見つかったもので、フランス王家の紋章が付いた華麗なデザインでした。エミールはこのボトルにそぐう、自社で最も高貴な酒を入れようと考えます。そしてボトルの複製権を取り、グランドシャンパーニュという高いランクの畑で育ったブドウで造られたコニャックを詰めて販売しました。このコニャックの製品名はルイ13世ですが、これが後に生まれるレミーマルタン vsopのベースです。
昔からレミーマルタンはリーズ蒸留法という、澱をろ過しないで蒸留する製法にこだわっています。ろ過を行わないということは、多くの時間が必要だということです。しかし、澱が入っていることでアミノ酸が含まれるワインとなり、芳醇な味わいのコニャックが生まれます。