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白州12年とは?
白州 12年は森の蒸留所とも呼ばれる白州蒸留所で、南アルプスの甲斐駒ケ岳の麓、世界でも珍しい高地に位置する蒸留所で造られています。酒齢12年以上のモルト原酒を吟味して造られるシングルモルトウイスキーで、明るい黄金色に爽やかな新緑の香りと果実香に甘く柔らかなスモーキーさが特徴で、キレのよいフィニッシュを楽しむことができます。クリーンな味わいも感じることができ、初めてウイスキーを飲む人にも親しみやすいウイスキーとして知られています。また白州 12年の仕込み水はサントリー南アルプス天然水と同じ水源を使用しており、南アルプスの山々をくぐり抜けほどよいミネラルを含むキレの良い軟水で、香り立ちがよくすっきりとした味わいを生み出しています。
白州蒸留所では発酵槽に昔ながらの木桶槽使用し、森の乳酸菌の働きを促すために木桶発酵を少し長めに行うなど白州の自然を活かしています。蒸留行程では、形や大きさの異なる蒸留釜を使い分けているのも特徴です。
イチローズモルト ワインウッドリザーブの歴史
イチローズモルト ワインウッドリザーブを製造しているベンチャーウイスキーは、2004年創業と比較的新しい蒸留所ですが、その源流は江戸時代からの造り酒屋の流れを汲む埼玉の東亜酒造にあります。日本酒をメインに製造していた東亜酒造はウイスキー製造にも乗り出しますが経営が行き詰まり2004年に他社へ事業譲渡します。この時に廃棄されるはずだった大量のウイスキーの原酒を受け継いで誕生したのがベンチャーウイスキーです。ベンチャーウイスキーはこの原酒をキーモルトとして新たに建設した秩父蒸留所のモルトを加えてまた同地で後熟させることで様々なブレンデッドウイスキーを作成していますが、その中のヒット作がイチローズモルト ワインウッドリザーブです。ベンチャーウイスキーの創業者である肥土伊知郎氏はアイデアマンで、他の蒸留所では使用例がないミズナラで熟成用の樽を作るという工夫で独特の香りを作り出し大ヒットとなりました。このイチローズモルト ワインウッドリザーブでもワイン樽といえば通常はシェリー樽のところを赤ワインの樽を使うというアイデアで製造されました。