電動工具 日立工機 HiKOKI マルチボルト 36V 工具についてボルト と アンペアの観点から解説

こんにちは!電動工具買取みっけ!浦上です。

「日立工機」改め「ハイコーキ(HiKOKI)」が2017年に発売して以来、大きな話題となっているのが「マルチボルトバッテリー」です。

 

対応している「マルチボルト36V工具」で使うと36Vの力を発揮する一方で、従来の「18V工具」にも使えるというスグレモノなのです。

こんな風に聞かされると思ってしまうのが、マルチボルトバッテリーを18V工具につなぐとパワー(トルク)も倍になるのではないか?ということなのですが、残念ながらそうはいきません。

なぜなら、マルチボルトバッテリーはつなぐ工具によってV (ボルト=電圧)を自動的に切り替えるから。18V工具につないでしまうと、18Vバッテリーとして働くのがマルチボルトバッテリーです。

 

VボルトとAhアンペアとは

ボルトとは電気を押し出す力のこと。

水が流れているホースに例えると水圧と考えることができます。一方で、流れている水の量に例えられるのがA(アンペア=電流)、いくら水圧が高くても、水自体が少なければ勢い良く水が出ないように、Vが大きくなったとしても大きな仕事はできません。

どれだけ高圧でも電流が低ければ、感電しても危険性はないのです。

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トルクは倍にはならないが、大きなメリットはある

ですから36V工具と18V工具を比較した場合でも、トルクが倍になるわけではありません。

カタログスペックで見るならば、36Vになって上昇したトルクは少しだけですから、正直パッとしないと考えがちです。

ならば、36V工具のメリットはないのか?というと、決してそうではないもの。

同じ仕事をさせるのに(同じモーターを回転させるのに)36V工具ならば、18V工具の半分のAですんでしまう。その分、モーターに負担をかけなくなりますから、長時間の作業を安定してこなすことができるのです。

また、36V工具は18V工具より大型のモーターを搭載していますから、インパクトドライバーならばネジ締めスピードもアップしています。

長時間、ストレスなく使い続けることができる電動工具がハイコーキの36V工具シリーズということができるでしょう。

 

ところでバッテリーの「Ah」とは何だろう?

さて、ハイコーキのマルチボルトバッテリー「BSL36A18」のパッケージをよく見ると「36V・2.5Ah/18V・5.0Ah」という表記があることに気が付きます。

36V、18V両方の電動工具に対応していることがわかるのですが、その後に続いている2.5Ahとか5.0Ahの「Ah」とは何でしょうか?

 

これは「アンペア時(アワー)」と読み、2.5Ahならば2.5Aの電流を1時間出力することができるということ。

つまり、バッテリーの容量を表しています。

つまりマルチボルトバッテリーは、36Vモードのときより、18Vモードの方がほぼ倍の時間、工具を動かすことができるということになる。

これもマルチボルトバッテリーのメリットになりますね。

 

36V工具に不満があるなら、当店におまかせ

「ハイコーキの36V工具を購入したのに、思ったようなトルクが出ない」これは当店でもしばしば耳にする不満なのですが、それはVに対する勘違いが原因でしょう。

そんな場合はコードレスをあきらめてACケーブル付きの電動工具や、エア工具に買い換えることをおすすめします。そして忘れてはならないのが、ご不満の36V工具の査定。

当店では36V工具シリーズは売れ筋ですから、高価買取をお約束することができます。電動工具は使用感がないほど、モデルが新しいほど高価買取が可能になりますから、ストレスを感じながら36V工具を使い続けることはやめて、いち早く当店にご相談ください。

もちろん、ハイコーキだけでなく、マキタやリョービの電動工具も大歓迎ですし、バッテリーだけやインパクトドライバーのピットなど、付属品も買取中。電動工具の買取、当店は自信を持っております。

 

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