「心はものでは満たせない」。東日本大震災の発生後まもなく現地を見たコラムニスト※が、感想で述べた一言です。

 

 

 

これは、被災地などで必要なものが与えられたときに、受け取った人が送り主に感謝を抱くことからもわかります。リユース文化は、社会の一部であり、この考え方は被災地を救いました。震災から立ち上がり、助け合いの精神を育み、中古品を大切に使うリユース文化を進展させたのです。自然災害とはいえ、人々が助け合う、人が関わることすべてに、リユース文化の今後が見えてくるのです。

 

 

 

 

リユースを文化は「ライフスタイル」へと育てるもの

成熟社会と呼ばれる「物」が「心」を重視するようになっている現在、使えるものを大切に使いたいと考えが育まれてきました。十分に使えるものや、必要でなくなったものでも、再度使うというその理念としてリユース文化に変えるのです。リサイクルショップは、こうした考え方があったからこそ、震災や災害の復興を支援してきました。これは、自己中心的なものではなく、人間が助け合うという考え方を推進するものです。経済力が高まってきたとはいえ、欲しいものはなんでも手に入る時代ですが、物では満たされないのです。しかし、近年リユース文化が進展していることは、物だけではない「心」の豊かさを育てることに成功しているのかもしれません。

 

01DSCN8418

 

 

メディアも取り上げるリユース文化

リユースを浸透させたいと考えている人が、メディアが取り上げることで、「リユース」を知ることは多くあるようです。インターネットを介したオークションや、ブックオフの買取が25年ほど継続されてきていることなどは、その筆頭です。例えば、2015年5月9日(土)~5月10日(日)に、ポータルサイトの大手企業である「Yahoo(ヤフー)」は、「REUSE!JAPAN MARKET(リユース!ジャパンマーケット)」が開催されました。ものを大切にするという概念と、不要になったものも、他の人の役に立つかもしれないというのが、きっかけでした。インターネットの「ヤフオク!」などのサイトで、販売する人や購入する人がいることもその証拠です。これは、捨てる・処分するという概念よりも、不用品を循環させるという考え方の進展になります。この「ヤフオク!」は、1999年からリユースの推進のために、提供されているサービスです。リユース推進のため、いろいろなアイデアが組み込まれ、入場チケットは古着でした。回収された寄付は、被災地の復興支援に利用されるなど、「リユース文化」の循環を構築されてきました。

年間で、約7億着集められる不要な衣類が、こうしたイベント等を通して、日本のリユース率をあげることになるのかもしれません。  

IMG_6622

 

 

日用品のオークションなどは、メディアでも取り上げられることは、年代を問わず取り組み易い「リユース文化」を意味しているのかもしれません。リサイクルショップなどでも、買取や販売が行われるのは、インターネットから離れている年代の人にも伝えることになります。

 

 

※筆者本人です。